「人の世に道は一つということはない、道は百も千も万もある」
坂本龍馬の名言である。
人生の無限の可能性を教えてくれる言葉である。
幕末の騒乱期に一気に駆け抜けた、一心不乱に、己の信ずる道に従い、人生を全うした方だが、やり残したことはたくさんあっただろう。そのことが垣間見れる言葉と感じた。
人生の歩みを進め、壁にぶつかる。壁を乗り越え、壁を潜り抜け、新たな人生を歩む。人生はその繰り返しなのかもしれない。
士農工商という身分制度のあった時代であったが、坂本龍馬は先を見据えていた。人間に上下はないと考えていただろう。だからこそ、人の世に道は一つではないと言われたのだと考える。
志半ばで殺害されたが、竜馬の志は生き続けた。
私の人生は半ばを過ぎた。半ばをかなり過ぎたかもしれないけど、道はまだたくさん残っていると思い、生きていきたい。