監督就任2年目もチームの成績は振るわない。

 就任1年目は前年のシーズン最下位の6位から3位とAクラスに入ったが、今シーズンは5位と低迷し、最下位争いをしている。

 

 球団代表に成績不振を理由に休養を申し出て、ヘッドコーチが代わってチームの指揮を執ることになった。

 しかし、チームの成績は浮上せず、最終的に最下位となった。

 私がそのまま指揮を執っていれば、最下位に落ちることはなかったかもしれない。

 

 シーズン終了後、球団代表と来シーズンについて話し合ったが、

「ご苦労様でした。チームは来シーズン、新しい指導者の下、生まれ変わるでしょう」

 私はお払い箱を言い渡された。

 休養したつもりが、退任することになった。