「やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」
山本五十六の名言という。
やってみせ 言って聞かせて させてみせ ほめてやらねば 人は動かじ
この有名な言葉に少し似ているが、人を育てたい意思がみなぎる言葉である。
人を育てるのは、今、現役でバリバリ働く人、およそ“長”がつく地位の人に期待されるものである。義務と言いたいが、押し付けられて教えたとしても、無理やりだし、指導には優しい愛情がほしいから、その人の心に委ねたい。
自分がいつまでもいるわけではない。
組織でいえば、同じ地位にいるわけではない。同じ地位にずっと同じ人間がいることは好ましくない。定期的に異動すべきだし、異動したくないのであれば、審判を受けるべきである。
話が脱線したが、手を差し伸べたい。その気持ちを我慢して、慈愛の目で優しく見守る。ハラハラドキドキである。どうしてもだめなときだけ、手を差し伸べればいい。信じて、見つめたい。