「人を愛せ、人を信じよ、人を生かせ、人を褒めよ」
”闘将”星野仙一監督の言葉である。
この言葉から、星野仙一さんの強さと優しさを感じる。
鉄拳制裁もいとわず、厳しい人だった。
教えを受けた選手たちの言葉をよく聞く。
今の時代なら、パワハラと指摘されるだろうが、プロは結果がすべてだ。子どもみたいなこと言うな‼とお叱りを受けるだろう。
選手としては、中日ドラゴンズのエースとして、当時の絶対的存在だったONと数多くの名勝負をした。
燃える男は熱かった。ボールに魂を込めて投げていた。
監督として、中日ドラゴンズ、阪神タイガース、東北楽天ゴールデンイーグルスと3球団の監督を務め、それぞれリーグ優勝を果たした。
「人を愛せ、人を信じよ、人を生かせ、人を褒めよ」
この言葉を読んでいると、星野仙一さんが読んでいる声が聞こえてきそうな気がする。
闘将という名にふさわしい人だった。
その裏には、優しさがあり、選手たちを真じる心があった。
私もそうした人間になりたい。