風来疎竹 風過而竹不留声(かぜそちくにきたる かぜすぎてたけにこえをとどめず)

 

 事はさりげなく処理し、こだわらない

(出典:「くじけない心をつくる禅の言葉」(著者:田中治郎。発行:日本文芸社))

 

 

 私がやりました。私がやってあげました。

 そう言っては、やったことが恩着せがましく聞こえてしまう。

 

 ギブ&ギブ。

 常に、与え続けること、そして、自分がやってあげたと言わないし、やってくれたんですねという言葉も必要ない。期待してはいけない。

 

 やった後、やったということを忘れるといい。

 やったことをいつまでも覚えているから、やってくれたと言ってほしいという気持ちに支配される。支配されるというか、期待してしまう。

 

 見返りも期待しない。常に与え続けること。

 いいことをすれば、気持ちいいし。