140字小説投稿しました‼　天才は忘れた頃にやってくる(140字小説)

 

　今日は遠足。

「Ａ君、まだ来てないな」

　先生が言った。

　Ａ君はいない。

　Ａ君は学年で一番成績がいい天才だ。

「集合時間は７時と言ったはずだけど、間違えてるのかな」

「先生。昨日、７時に集合って言いました」

　ある生徒が言った。

　

Ａ君が来た。

「天才は忘れた頃にやってくるな」

　先生が苦笑した。