震度4の地震が相次ぐ千葉県で、飲料水や非常食の買いだめが急増しており、品薄になっているという。
品薄の状態を見れば、早く買わなければと思うから、品薄をさらに押し上げる。
でも、これも致し方ないことかもしれない。
冷静な行動を呼びかけても、かえって逆効果になることもある。
テレビなどでは、非常用のグッズなどを紹介しているから、購買意欲を高める。
しかし、大地震が発生したとき、まずは身の安全を確保しないといけない。
能登半島地震から2か月が経ったが、いまだに避難所へ避難するなど、また自主的に非難されている方も多く、復興の目途は立っていない。
さらに、地震が発生すれば、日本国の危機を迎える。
少し気が早いが、6月になれば、梅雨となり、大雨による災害も心配である。
「天災は忘れた頃にやってくる」。
夏目漱石の一番弟子と言われる物理学者の寺田寅彦氏の言葉である。
寺田寅彦氏は防災学者として地震・台風・火山などの被災地を調査し、そこから得た教訓を一般向けの随筆に著している。
寺田寅彦氏の言葉として知られるのが、「天災は忘れた頃にやってくる」という警句である。起きてしまった災害を忘れることなく日々の備えをしようという意味という。
忘れることはできない。忘れるつもりもない。
しかし、災害はやってくる。とても理不尽である。
まずは命を守る行動が必要である。
命があれば、自分で未来を切り拓いていくことができるから。
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