天才は生まれながらにして優れた能力があるから、努力せずして、成し遂げることができる。
天才は本当に羨ましい。
私はもちろん天才じゃない。凡人である。
融通の利かない、頑固な、凡人である。でも、性格は悪くはないと自負している。いや、だめだ。自負していると書くのは、驕りの気持ちがある。いけない、いけない。
実は、私の学生時代の友だちが税理士をしている。
学生時代、私の方が成績はよかった。私は普通のサラリーマンになり、彼は税理士になった。
手広くやってはいないけど、お客さんががっちりついているから、経営は安定している。
彼が税理士になれたから、私もなれたはず?
そうではない。彼は努力した。
そして、何より、人柄がいい。人柄がいいから・・・、もちろん、仕事もしっかりしてるから、お客さんも信頼されている。
能力はもちろん必要だけど、それよりも、人柄である。
司馬遼太郎さんは、能力を才能とし、人柄を性格とされているが、そのことを言われたのだと思う。
能力が高くても性格が悪かったら、信頼できない。
能力は低くても、性格がよかったら、頑張ってほしいと思うし、手を差し伸べたくなる。
私はたいした能力もないから、性格がいいと言いたいけど、自分で言うことじゃない・・・。
性格がよければ、才能も磨かれるだろうし、才能も伸ばしてくれる。性格は元来のものなので簡単に変わらないけど、世のため、人のため、という気持ちがあれば、よくなるだろう。
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