子育て世帯への支援は、社会全体で取り組む必要がある。
少子化対策は待ったなし。
今、有効な手立てを講じないと、ますます少子化が進み、日本国存亡の危機を招く恐れもある。
私の子どもは成人になったが、そもそも、子どもがいない人たちは、自分の負担が増えることをどう思っているだろうか。
子どもが少なくなれば、将来の働く現役世代が少なくなり、現在の給付水準を維持する年金制度を支えることが難しくなる。
年金がもらえなくなるので、子どもがたくさんいないと困る。だから、少子化対策にある程度の金銭的な負担は理解するだろう。
私自身、これから少子化対策をするからと応分の負担を求められても、「はい。わかりました」と素直に理解はできない。
子育て世帯への金銭的な支援が果たして少子化対策となるのか。
どうして、子どもができるのか。そこをまず考える必要がある。つまり、男と女が一緒になることである。では、どうしたら、男と女が一緒になるのか。それは、互いに好意を抱く。愛し合うことである。
こうしたことは基本的に議論されていない。
今、結婚しない男女が増えている。
恋愛する場面はもちろんある。しかし、一人の方が気楽だという考えを持つ人も多い。だから、恋愛関係になっても、結婚しないカップルも増えている。
人間の幸せは、結婚して子どもを持つことであれば、男と女が一緒になるが、それは幸せではない。
難しい時代である。金銭の支給よりも、人間の幸せの価値観を取り戻すことである。
幸せの価値観とは、結婚して、自分の子どもを授かることとなれば、それが少子化対策ではないだろうか。