令和5年分の所得税等の確定申告の相談及び申告書の受付は、令和6年2月16日(金)から同年3月15日(金)まで。
税務署にとって、1年で一番多忙な時期だろう。
ただでさえ忙しいのに、今年は、自民党の一部政治家の先生の裏金問題が国民の怒りを買い、確定申告会場では、来場者からお叱りの言葉を頂戴する場面も多く、税務署の署員の方々はとてもご苦労されていると拝察する。
毎月の給料等について確定申告の必要のないサラリーマンは、給料等の支払時に所得税や社会保険料などは給与天引きされるから、ごまかしようがない。
そこへいくと、政治家の先生方は・・・、政治の世界の常識があり、領収書が必要ないとか、税金がかからないとか、よくわからない。
四民平等の社会になったはずだが、人間としての身分は平等ではあっても、各種権利保護の観点で、不平等である。
政治倫理審査会に岸田首相が出席されたが、これまでの予算委員会などでの説明と基本的には同じである。新たな事実は述べられていないし、終始、堅い守りの答弁をされていた。
裏金問題について国税の調査を望む声が90%を超えている。それは、当然のことだが、90%を超えるのは異常なことである。このことを真摯に受け止め、正直者がバカを見ないように、負担の公平を徹底してほしい。
それは、政治家の皆さんの決断にかかっている。