洗心(せんしん)

 

 神社やお寺の手水舎(ちょうずや)に、この言葉が刻まれていることがあります。

 神様に挨拶する前には手や口を清めますが、その時に心も清めなさい、という意味です。

 不本意な出来事や心ない言葉を受けると、私たちの心は怒りや悲しみでくすんでしまいます。

 それをそのまま放置していると、喜びや幸せも感じにくい心になってしまうのです。そんな時は一度立ち止まり、心を美しく清めましょう。心のもやを吐き出すように深く呼吸するだけでもいいのです。清らかになった心には、生きていることのありがたさや喜びが自然と

わいてきます。

(出典:「ニャンか、しあわせ 今日をごきげんに過ごす【禅の言葉】株式会社リベラル社)」)

 

 

「洗心」。いい言葉である。

「いい仕事してますね」。

 

 心を洗う。

 心を清める。

 

 きれいな心だと思っていても、いろんな邪念が入ってくると、心が汚れてくる。

 だから、定期的に、きれいにしたい。

 

 心をきれいにすれば、身体もきれいになるだろう。

 身体をきれいにすれば、心もきれいになるだろう。

 

 身体をきれいにするには、洗えばいい。

 心をきれいにするのも、心を洗えばいいが、物理的に洗うことはできない。

 いいことをする、素直である、正直である、うそをつかない、悪口を言わない、思いやりの心を持つ、人のためになることをする、など、とにかくいいことをすれば、自然に、心がきれいになるだろう。