円相(えんそう)
そのときの感情によって、とらえ方が変わります。
私たちの環境は、まるで宇宙のように広がっていく。
(出典:「ふっと癒される禅のことば(大本山建長寺 教学部長 永井宗直氏著 西東社)」)
禅ではこの真理のぎりぎりの表現として、唯一この円相を示しているのでしょう。円相は始まりもなければ、終わりもない。無限に続く宇宙をあらわしているかのようです。
あまりにも大きく、広い言葉の力を持っているので、見る人のそのときの感情や状況によって、様々な意味につながります。
あなたは今この円相を見て、どんなことを思い浮かべますか。
(出典:「ふっと癒される禅のことば(大本山建長寺 教学部長 永井宗直氏著 西東社)」)
円相は始まりもなければ、終わりもない。無限に続く宇宙をあらわしているかのようです。
〇は、何も言わなくても、すべて理解できる。理解というよりも、感じることができる。
〇は、いいこと、肯定を意味する。
反対に、×だと、否定となり、よくない。
世の中は、〇ばかりではない。×もある。△もある。
〇といって思い出すのは、向田邦子さんの「無口な手紙」という小説である。
疎開した子どもに疎開先から、はがきを送るように言い、はがきが届く。元気だと「〇」をつけてとお願いしていた。 ずっと、「〇」が付いたはがきが届いていたが、そのうちに・・・。
〇は、それだけで、すべてわかる。
読売ジャイアンツの丸佳浩選手がホームランを打って、ベンチに戻るとき、〇ポーズを決める。
ベンチの監督、コーチ、選手たちも、みんな〇ポーズをする。
〇はいいことだし、こうした仲間の輪も意味する。
〇はいいことばかりである。