忖度(そんたく)。

 

 他人の心を推し量ること。「推し量ること」だから、推し量ったこと以上はない。

だが、その他人が誰であるか?により、展開が変わってくるだろう。

 

 かつて、この普段聞きなれない「忖度」という言葉が日本の世の中を席巻していた。

 他人の気持ちを推し量ることだから、それ以上の意味はない。

 だが、推し量った人間がその他人の心や気持ちを推し量り、自ら行動を起こすことはあるだろうが、そもそも推し量ったことが出発点だから、真実は何かはよくわからない。

 

 忘れてはならないのは、特定の者が特別な利益を受けようとしたこと、受けたことである。

 忖度により物事が急展開したのかもしれないが、それを仕掛けたのは利益がほしかった人である。

 

 忖度とは、日本らしい言葉である。

 忖度は、今、迷惑顔でいるかもしれない(笑)。