高校時代のこと。
放課後だったか、昼休みが終わった後だったか、屋外で掃除をしていた。
どうして掃除なんか・・・と思っていたが、ある日、楽しいことがあった。
僕のグループは、みんながごみを捨てにくる“ごみ捨て場”の近くが掃除をする当番だったが、女子生徒がごみをゴミ捨て場に捨てるとき、突然、強い風が吹き、女子生徒のスカートがめくられる場面に何度も遭遇した。
女子生徒が来たときだけじゃなく、女子生徒がいないときも強い風が吹いていたから、偶然ではないのだが、強い風が吹くタイミングがよかった。
嫌々掃除をしていたが、女子生徒のスカートがめくられる絶好の場面が見られ、嫌だった掃除の時間が楽しみな時間に変わった。
だが、その後、しばらくして、僕たちの持ち場が変わったのか、それとも、その持ち場がなくなったのか、忘れたが、楽しみな時間は終わった。
女子生徒がスカートがめくられた場面を男子生徒に見られたと先生に言って、掃除する持ち場が変わったのかもしれない。
いやらしさから、スカートがめくられるのを楽しみにしていたか、ただ単におもしろかったか、記憶にないが、いやらしさよりも、なんとなくおもしろかったから、楽しみにしていたと思う。
ふと高校時代の思い出が脳裏に浮かんだ。
なぜだろう?
これからも、脳裏に浮かぶことがあれば、エッセイに認めることにしたい。