ずいぶん前のことだが、JR北海道の特急で何度も火災が発生した。なぜJR北海道だけ何回もトラブルが起きるのか・・・。そのとき、そう思った。

 確か鉄道事故の責任を取って、当時の社長が自殺した痛ましい事件を思い出す。トップの責任は重いが、自らの命で償おうのは日本人の魂なのだろうか。

 

 私はマニアではないが、鉄道は好きだ。お金と時間さえあれば、全国を鉄道で旅してみたい。

 北海道は広大な大地が広がる。夢とロマンを感じる。旅先案内人の鉄道は北海道を心ゆくまで紹介してくれるだろう。

 

 かつては特急や急行が夜通し走り、車内で宿泊ができた。お金のない学生には大変ありがたかった。

 こう書くと、私もお世話になったと思われるが、私の場合は時刻表を見つめて、旅しただけだから、夢を見ていただけである・・・。

 ただ、フリー切符を買って、家族で北海道の特急を何度も乗ったことはある。車内に乗客はまばらで車掌さんが「どうぞ、別の席に座って、ゆったり座ってください」と言ってくれたことを思い出す。

 

 特急の火災が観光客の減少を招き、観光産業は大きな打撃を受けたと思う。

 今、新型コロナウイルスの感染急拡大で、全国の観光地は艱難辛苦にある。早く、感染が収束し、再び、活気を取り戻してほしいと願う。

 

 北海道は日本じゃない雰囲気がある。狭い日本だが、北海道には大きさを感じる。北海道は可能性を感じる土地だ。

 こう書いていると、北海道に行きたくなってきた。