電車内での痴漢は今や社会問題である。

 痴漢行為は従前からあったのだが、これだけ大きくクローズアップされることはなかったように思う。

 

 男女の身体が接近することで、性的欲求を抑えられずに偶発的に起きることもあるだろうが、多くは確信犯と思う。つまり、最初から痴漢する目的なのだ。

 確信犯は痴漢を楽しみ、性的欲求を解消する。いや、痴漢するという病気なのかもしれない。

 

 ここで忘れてはならないのが、痴漢をしていないのに痴漢したと訴えられることだ。いわゆる、痴漢の冤罪事件だ。

 痴漢していないと否定しても、誰も信じてはくれない。あの人は痴漢したいやらしい人間と蔑んだ目で見られる。やっていないと否定すればするほど、やったと告白したと受け止められてしまう。

 では、どうしたらいいか。最近、その場から逃げる人がいるが、冷静に考えすぎて、逃げてしまうのかもしれない。つまり、その場でいくら否定しても信じてもらえないからだ。

 否定し続けることしかない。周囲に助けを求めても、痴漢していなかったと証言してくれる人はまずいない。いったん痴漢したと認めてしまうのは避けるべきだ。その場しのぎの解決は根本的な解決にはならない。

 

 女性専用車両が登場したが、男女別々の車両にすれば痴漢行為は激減するだろう。

 激減と書いたのには理由がある。同性による同性に対する痴漢行為もあるからだ・・・。

 

 こんなことを書くと、いささか人格を疑われるかもしれないが、電車内の痴漢行為を楽しむことができる風俗店もあるから、痴漢したい人はそういった風俗店で痴漢すればいい。お金で欲求を解決できるのだから。

 

 どうすれば痴漢行為を減らすことができるか?

 男女別々の車両にすることはいささか非現実的なので、私なりに考察した。

 考察した内容をかつて300文字小説にも書いたのだが、やはり、乗車前に、性的欲求を解消することだ。痴漢が性的欲求から発する行為でない場合はダメだが・・・。

 

 最近は、通勤車両に全車指定席の車両が配置されるケースも多い。特別料金を払わないといけないが、全員が座ることで痴漢が減ることにつながるだろう。

 

 この世の中に、男と女がいる。性的欲求がある。

 痴漢という卑劣な行為にその欲求が費消される一方、セックスしない男女が増えている。セックスしない以前に結婚しない男女が増えている。性的欲求のミスマッチである。

 結婚しない人もいれば、配偶者がいるのに不倫する人もいる。

 

 痴漢の冤罪行為は他人事ではない。

 どんな犯罪でもそうだが、冤罪は免れたい。そのために、何ができるか、自己責任、自分でしっかり管理しないといけないかもしれない。