先日、憧れの女性が夢に出てきた。忘れよう、忘れたいと思っているのに、突然、私の夢の中に現れた。

 その夢はちょっと卑猥な内容で、描くことは差し控えるが、どうしてそんな夢を見たのか?と思う。

 

 現実には叶えられないことが、夢の中では叶えられる。目を覚ましたとき、これは夢だったと・・・、せつない気持ちになるが。

 

 しかし、どうして、憧れの女性が夢に現れたのか?

 忘れたい、忘れようという思いが強くなった、その反動だろうか。抑制すればするほど、現れるのは・・・。

 

 今、こうしてエッセイを書いているから、憧れの女性を思い出す。だから、再び、夢の中に現れるのかもしれない。

 

 夢を見ることは自由だ。その夢を叶えられるのは幸せなこと。でも、現実はなかなかそうならない。

 

 憧れの女性は永久に憧れのままだろう。

 あなたが家にいたら、僕は寄り道せずにまっすぐ帰ると伝えたことがある。他にも、さりげない言葉で好意を持っていると伝えた。

 彼女は愛想よく笑って、上手にかわしたが、そんなことをふと思い出した。

 

 夢のまた夢である。

 豊臣秀吉の辞世の句みたいだが・・・。

 

 それにしても、美しい女性だ。

 好きになったから・・・、今も好きなのだが、なぜ今も好きなのだろうか?

 

 憧れのまま終わるだろう。

 だが、1パーセントの可能性があれば、待ちたい。そんなロマンチックな思いもある。だから、夢の中にだけ現れるのだろう。