名古屋城の天守閣が木造で復元化される構想がある。

 河村たかし名古屋市長の肝いりで具体化されたが、批判も多い。批判される方の主張も一定理解はするが、足を引っ張るような批判は残念である。

 私自身は名古屋市民ではないが、夢のある政策は好きだ。もちろん木造化にあたってその費用は市民の負担となるが、将来の夢のために市民が少しずつ負担することはいいことだと思う。もちろん、ささやかだが、私も協力できたらと思う。

 

 かつて、名古屋城を訪ねたとき、天守閣に登った後、本丸御殿を見学した。天守閣の陰に隠れているが、本丸御殿の威容は迫力があった。

 本丸御殿の建設にあたって、多くの方が寄付をされていたが、寄付者一覧の最初の方に、作家の童門冬二さんのお名前があった。

 童門冬二さんは元東京都職員で日本の歴史や歴史から学ぶ人生哲学、企業経営に関する著書が多い。

 私は童門さんの小説、人生哲学や企業経営に関する著書をたくさん読ませていただき、勉強させていただいている。

 

 名古屋城の天守閣が木造で復元化される。すばらしい構想であるが、本当に実現がされるのか不透明な部分もあるかもしれない。だが、材料となる檜を長野県や岐阜県の生産地に提供をお願いしたような話を聞いたことがある。

 実際にお目見えするのはかなり先になるだろうが、木の香り漂う江戸時代の天守閣が現代に蘇る。とても楽しみである。

 

 

 

 最近は、お城ブームである。

 名古屋城に続き、全国の多くの城の天守閣が木造で復元化されることをぜひ期待したい。