今日は、以前より申し込んでいた、

寺島実郎さんに講演会に行ってきました。

(会社の就業時間中に抜け出してきました)



寺島さんはテレビとかでも見たことある人多いと思いますが、

三井物産出身で、三井物産戦略研究所・所長がメインの肩書きでしょうか。


http://mitsui.mgssi.com/terashima/profile.html

(寺島さん)



で、感想としては非常に勉強になりました。


私が日々の戦術・戦闘論でのコンサルティングとはレベルの違う、

まさに大局感といったところだなと。


冒頭にこういう発言をされていました。


「時代認識を持つことは非常に重要で、経営でもそれが最も大事である。

しかしながら、日々忙しい日々を生きる自分達は、

今、自分がどういう時代に生きているかということを知ることは難しい。

だから、今日はそういった観点で話をします。」


自分への備忘録として、少し内容を記載します。


・最も大きな変化は人口が減少に向かう事実であり、これを正面から認識すること


  1900年 4,400万人 2005年 12,800万人 2100年 6,400万人   (どちらも日本の人口)

  1900年 5%    2005年  5%     2050年 36%  (高齢者比率)


  数字をしっかりと見れば、過去1世紀の日本は人口が増えたからここまで国が栄えた。

  では、これからは?


  近い将来、契約労働移民制度かロボット化のどちらかを国家として選択する日がくる。


  ちなみに、経済エコノミストの予測はよく外れるものも多いが、

  人口予測は必ず当たる。(過去から見ても)

  


・アメリカは産軍複合体への回帰してきたが、今後はその技術が再び民間へ


 2000年2945億ドル ⇒ 2006年5359億ドル

 すさまじい勢いで、軍事費が伸び続けてきたが、中間選挙を機にアメリカは単独主義に戻る。

 

 冷戦でも軍事競争で軍事費が伸びたが、その後起こった産業的出来事とは?

  インターネット革命 ⇒ 元々は軍事用技術を民間に開放した結果。


 では、数年後に起こることは?

  現在、軍事技術で使われている技術が民間に開放される。


 そこで、また、アメリカがデファクトスタンダード化することを産業で狙う。



・日本では普通なら政権が吹っ飛ぶような公的負担の増大や、景気の低迷があるが

 なぜそうならないか?


 失われた10年で変化した構造にヒントがある。

  ①資産家の没落 

    土地と株が最大6割も値下がりしたために、名家と言われるような資産家が

    あっという間に没落していった。

  ②低所得層の急増

    フリーターやニート、失業者など年収200万円以下の層が急増した


  これらによって、中間層の心理としては、


  右目には「自分たちより金持ちだった資産家の没落」、

  左目には「自分たちよりもっとひどい低所得層の急増」

 

  その結果、「自分たちってまだ恵まれているんじゃない?」という

  相対的階層意識の浮上感覚が深まっている。



・貿易構造の変化


 1990年 米国 32%  中国2% 大中華圏 16%

 2005年 米国 23%  中国14% 大中華圏 30%


 輸出に占める比重は、昔、教科書で習った数字とは大きく異なっている。

 

 米国はどんどん下がる一方。

 中国、さらに大中華圏(中国、香港、台湾、シンガポール)という視点で見れば、

 圧倒的なNo.1になっている。


 日本は、経済的には中国圏から多大なる恩恵を預かっている。



・叶野姉妹と会いたければ、ドバイ直行便に乗れ。


 現在のドバイは、オイルマネーで繁栄の極み。

 高層ビルを建てるための特殊なクレーン車の世界の2割がドバイにある。

 

 ドバイ行きの飛行機のファーストクラスに乗る機会が多くなると、

 何度も叶野姉妹を見ることがある。


 ドバイは、そんなところ。



で、結局は、世界は脱9.11の局面だということ。

これまでのアメリカ主導の世界から、全員参加型秩序の時代に入る。


エネルギー暴騰の恩恵を受けて、ロシアや中東も発言を増し、

市場空前の世界高成長の中で、その危うさも顕在化してくるであろう。



最後は時間が足りなくなって、まとめ部分が無かったように思いますが、

(プロとしては失格だと思います)


しっかりと数字を軸に、商社出身らしく、世界の情勢から読み解く話は

大変貴重でした。



やっぱテレビとかでちょっと話聴くだけじゃあかんね。


これからも、バンバン行動起こします。


(長いな、これ)