この日、釣友との約束があったのだが、悪条件を理由に中止を申し入れた。
前日までの雨がかさんでおそらく大増水であろう。官公庁のデータがそれを明白に示している。
信用に足る情報を基に行く意味はないと判断したからだ。
しかし、その釣友は約二か月ぶりともなる釣行をキャンセルするつもりは微塵もないらしく、
麓のキャンプ場や管轄漁協に電話確認を取るなどの対抗策をとり、「大丈夫だ。」の一点張りである。
加えてこじつけともいえる井崎脩五郎ばりの予想で「むしろ釣れる。」と豪語する。
気持ちはわからないでもない。気づけば禁漁まで残り1ヶ月余りである。
結局、熱意に圧される形で敢行することになった。
しかし予想通りというか予想以上というべきか。
本流筋は明らかに激流となっている。
上流方面はまだ幾分マシかもしれないと僅かな期待を胸に車を駆る。
一時間ほど走り、駐車スペースから川を見ると…。
諦めがついた。
もう信じられるのは数字だけさ。。。
