下矢印のつづきです。

辺りはあっという間に真っ暗。

銀さんは黒柴ゆえ、保護色に馴染んだかたちとなる。

こうなるともう見つけられない魂が抜ける

 

あまり長いこと探して娘の体調不良を本格的なものにしてもいけない。

娘もありったけの声をあげて銀さんを探してくれる照れ

娘「銀さーーーん!どうしたのーーー!」

 「銀さーーーん!出ておいでーーー!」

 「銀さーーーん!ばいばいーーー!」

 

声掛けが可愛すぎてこっちがニヤニヤするw

 

取りあえず一旦帰宅。

旦那に娘を預け、私は銀さんのご飯皿にフードとクッキーをいくつか入れる。

 

下矢印うちの銀さんはこんなやつ使ってます

 

 

 

それをガラガラ慣らしながらデカイ声で

「銀さーん!銀~~!」と叫び練り歩く。

恥ずかしいけど恥ずかしいとか言ってらんない。

 

1時間以上探し回ったけど何の手がかりも得られず、そうこうしているうちに晩御飯の時間に。

諦めて帰宅し、玄関前にオヤツをばら撒いておく。

犬には帰巣本能があるので、銀さんのそれに期待するしかない悲しい

 

ご飯を食べながら、歯を磨きながら、お風呂の準備をしながらちょくちょく玄関前を見に行くけど食べた形跡がない。

どうしても気になってお風呂が沸く前に自宅付近を見に行く。

「銀さ~ん!(おやつガラガラ)」

 

と、繰り返しやっていると…

近所のあちこちでセンサーライトが点灯する。

もしや…と思って振り返ると足元に黒い影。

 

銀!!」

 

叫ぶと見向きもせずにまた闇に消える。

何度も呼ぶとまた来るけど、しゅたたたと来てどこかへ走り去る。

それを数回繰り返しているうちに…

 

あー、あいつ(銀さん)私に捕まると怒られると思ってるな

 

って何となく分かった笑い泣き

これは無駄だわ。私には捕まえられないわ。と断念し帰宅。

 

旦那「どうだった?いた?」

 

私「いるよ。すっごい居る。けど私だと分かると逃げるから捕まえられない。この近所1周するのに2分もかからないから行ってきて。私は娘とお風呂に入る。」

 

旦那「えー、出てくるかな」

 

私「出てくるよ。私と同じように名前を呼びながらご飯皿をガラガラ鳴らしていれば出てくるし、銀さんは旦那のことが大好きだから絶対に捕まえられる物申す

 

と伝え私はのんびり風呂に入ることに。

実際身体が冷え切ってたので生き返った!オエー

 

お風呂に入って暫く経った頃

旦那が何度も玄関を出入りする音が聞こえ、リビングの方から銀さんが水を飲むときにする音が聞こえてきた。

ドコドコドコドコ…(水を飲む音)

下矢印ちなみに我が家はこれ使ってます

 

 

 

 

 

やれやれ、やっと捕獲したか…と安堵し、娘とお風呂でたくさん遊んで出た。

 

髪を乾かしてリビングへ行くと銀さんがクッションで幸せそうにガン寝している魂が抜ける

 

「銀!」

 

と呼ぶと脚をバタバタさせて飛び起きたw

 

私「何で逃げたの?ねぇ、こんな時間までさ。どうすんの?怒られると思ってたから?ねぇ、何なの?凝視

 

と仁王のような顔をして問いただしていると

銀さんサッと伏せの姿勢になり、許しを乞うような声(「アオアオアオ〜!キュウゥン」みたいな声)を出してこちらを見上げている

 

旦那「そうやって詰めるから怖いと思われるんだよw」

 

私「うるせーわぃ!笑い泣き

 

どうやって捕まえたのか尋ねると

 

旦那「え、呼んだらすぐ現れてオヤツ食べに来たけど…」

 

とのことウインク

 

 

バッカモーーーーン!!ムキー

お前が体調悪いとか探してきてとか抜かしてるから、こんなに時間無駄にしただろうがィ!

おのれが最初から探しに行ったらこんなに時間かからずに済んだじゃん…真顔

 

はーアホくさアホくさ。

 

咳のし過ぎで頭痛いし寝るわって伝えてリビングを出ようとすると、銀さんまだ恐れて伏せていたw

 

 

 

 

もうええっちゅうねん!笑い泣き

 

というわけで、その日のうちに無事捕獲出来て良かったです~照れ乙女のトキメキ

 

 

おしまいスター