遅ればせながら、、、

 

5月にアメリカの大学を無事に卒業することができました!!!!クラッカー

 

ここ一年、全くブログを書いていなかったのでどうなったのかなとか、挫折したのかななんて思った方もいらっしゃると思います。ずぼら過ぎて単純に書くことを忘れてました。ゴメンナサイ。

どうやら最後に書いたのは去年の八月。なので4年生の間は一度も書いていなかったっということに…

 

4年生はやっぱり予想通り大変でした。授業は難しいし一年通しのプロジェクトはやることが多くて常に時間が足りませんでした。幸いメンバーは良かったんですが、週に最低は一回あってミーティングや作業をしなければならず学期末なんてほぼ毎日会っていました。どうすればいいか分からないことだらけで調べて調べて、挑戦して、失敗して、また調べてっていう作業の繰り返しでした。

ですが、そのプロジェクトもプレゼンとレポートを書いて無事に終わり、授業もなに一つ落とすことなく予定通り4年で卒業することが出来ました!

 

 

 

 

振り返ってみると早いものです。

4年前ワクワクやどきどきと少しの不安とアメリカに旅立った日のことが昨日のことのように思い出せます。

初の海外で、まず飛行機内で聞かれるビーフオアチキン的なこともめちゃくちゃ緊張しました。当然その後の税関も。何度も聞き返して言い直して、でも英語を話しているという事実に気持ちは高揚していました。

 

そして始まった語学学校。

色んな国にから来た留学生と共に英語を学びました。いやぁ、とても大変だった。お互い第二言語で、しかも語学学校に通うレベルなので文法も発音もぐだぐだで。アメリカ人の先生は少しゆっくり話してくれる人もいれば、マシンガンのように早く話す先生もいて。(今思えば全然マシンガンじゃなくて普通のスピードだと思えます)エッセイを書くのにとても時間が掛かり、授業中に発言するのもすごく緊張して。英語を学ぶ語学学校でこんなに大変なのに、大学に入って英語で何かを学ぶということが本当にできるんだろうかと凄く不安でした。

 

1年生前期。

遂に始まった大学生活。ここであってるかなとドキドキしながら教室に入り、アメリカ人に囲まれて先生を待ちました。そうして始まった授業。愕然としましたね。あまりの分からなさに。先生がホワイトボードや黒板に大事なことを書いてくれたりプリントを配ってくれたからなんとかついていけてたって感じで、先生やクラスメイトの言ってることが7割くらい分からなくて本当に悩みました。なんとかなるんじゃないかと思ってた根拠のない自信は打ち砕かれ、ベッドにこもって泣いたことも何度もありました。でも、自分で選んだ道をたった半年で諦めるなんてしたくなくて、お金を払ってくれる両親にもう無理だなんて言いたくなくて、死に物狂いで頑張りました。読書がいいと聞けば英語で本を読み、シャドウイングがいいと聞けばyoutubeの素材を使って何回でも練習した。

それでも、全然足りなくて。

 

1年生後期から2年生後期までは正直ほとんど毎日しんどかったです。

 

日本の友達や両親、こちらの友達にも、自分自身にさえも見栄を張って「もう一年以上いるから慣れてきた。英語も結構分かるようになった」なんて言ってました。でも、こちらで過ごす時間が増えるにつれて「こんなにいるのになんで英語がこんなに伸びないの」と積もる不安と焦り。本当に辛かった。周りと比べる必要も意味もないのは分かっていても、他の留学生と比べては自分は全然出来てないだなんて思ってました。その人は小さいころから英語に触れていたかもしれないのに。英会話教室にずっと行っていたかもしれないのに。

でも、そんなときにはまったハリーポッター。

せっかくだから映画だけじゃなくて本も読んでみようと読んでみたら、読書の楽しさに引きずり込まれました。小さいころから本を読むことは好きだったんですが、中高に入って部活ができると本を読む時間が圧倒的に減って、こちらに来てからは当然そんな時間もなくて本から少し離れていました。でも、ハリーポッターを読んで、しかも英語で読めたということに自信が少しづつついてくるように。そしてそこからハリーポッター以外にも色んな本を読み始めて、「あっ、英語って別に綺麗な発音と完璧なリスニングだけが全てじゃないんだ。好きな物語を読めるっていうのも十分素敵なことではないか」って思うようになって英語に対する劣等感のようなものが大分減りました。

そうなってからは気持ちが軽くなって3年生は英語英語、というよりも授業と自分の好きなことに集中できました。(授業が難しくなってというのも大きいですが)

 

そうして4年生。

ここに来て初めて、私は英語を話せますと恥ずかし気なく言えるようになりました。

発音に自信があるわけでなければ、文法も完璧ではありません。聞き取れなくて聞き返すこともあるし、相手から聞き返されることもある。

 

でも、コミュニケーションは取れてる。だったら十分じゃないか。

日本で生まれて育って18まで日本語しか喋ったことのなかった自分がたったアメリカに4年住んだだけでアメリカ人になれる訳がないんだから。

 

と、本当に心からそう思えるようになりました。

そりゃ、発音がいい人を見たら羨ましくなりますし、自分よりも早く話す人がいたら凄いなって思います。

でも、上には上がいます。

現状維持が好きなわけじゃないけど、どこまで上る必要があるのかを見極めてそれ以上は不必要に頑張る必要もない気がします。こと、言語に関しては。

 

 

辛いことも大変なこともたくさんあった4年間。何回も泣いて、何回も日本に帰りたいと思いました。でも、諦めなくて良かった。本当にそう思います。アメリカの大学を卒業したと言ってもハーバードやイェールを卒業したわけじゃない。誰も知らない田舎の大学。でも、ここで過ごした4年間を私は絶対に忘れないしこの経験はこれからの人生の役に必ず立つと思います。

人生を掛けたこんな大きな冒険に快く送り出して応援してくれたお母さん、お父さん。ありがとう。

本当に両親には頭が上がりません。

これから一生懸命働いて出来るだけ早く学費を返せるように頑張ります。

 

 

 

 

私のブログを読んでくれてるかもしれない未来の留学生。

 

頑張れ!

 

綺麗ごとは言いません。めちゃくちゃ大変です。

ハーフかもしれない、小さい時からインターナショナルスクールに通ってたかもしれない、もしかしたら私みたいに高校になって突然夢見たかもしれない。でも、誰であっても絶対に大変です。英語が喋れたとしても親元を離れて知らない土地で生活していくというのは想像以上に大変だと思います。分からないことも知らないこともいっぱいあると思います。

でも、それでも頑張りたいと、挑戦したいと決めたのなら死ぬ気で頑張ってください。

応援してます。

無理だったら諦めてもいいとか、挑戦することに意味がある。もしくは、決めたことは絶対に最後までやり通せ、なんてそんな無責任なことは言いません。

あなたの人生あなたがしたいように生きればいいと思います。

周囲に迷惑かけてしまうことがあっても、どうしても必要なら掛ければいい。助けが必要なら手を伸ばせばいいと思います。

 

だから、頑張れ!