星 祐樹主催の朗読ライブ「珈琲のお供にお話を」
どこに座っていても落ち着ける。
音楽担当として僕と、ギターにケンソラ。
しかし、一度星さんと音合わせをした本番5日前。
このライブが決まったのがかなり前なもんで、その後に患って、ここに至るまで、実は引き受けたことを後悔した時期がありました。というか、ほぼほぼ後悔してました。
このままだと全然楽しい気持ちで出来ないだろうな、と。
これがかなり楽しかった。
久しぶりに「あー、なんか、ちゃんとピアノ弾きたくて弾けてるなぁ、楽しいなぁ」そう思えた時間でした。
その感覚が戻ってくると体や脳も色んなものを思い出すのでしょうか。
なんか、これは大丈夫かもしれないと。
急にそう思えるように。
結果として当日はすごく楽しかったです。
不思議なんだけど。
大久保水族館でのライブの時のような閉塞感は一切なく、漸く何かから解放されたような気持ちさえありました。
漸く。
昨年までの自分を思い出せた。
歌も。声が戻ったような。
戻って、更に上をいく。
この先そんな歌い方が出来るんじゃないか。
そう思えた1日になりました。
【コラボ】
①食卓の侵略者/(楽しい食卓)
②言の葉の亡霊/(埋れ木)
【ソロ】
①街の記憶
②最悪
③りゆう
④人生に於いて(新曲)
あなたは大丈夫
必要とされているよ
私は誰かに
必要とされているの?
(人生に於いて)
*・゜゚・*:.。..。.:*・''・*:.。. .。.:*・゜゚・*
ピアノはまだまだ、やはりブランクは怖いもんで。練習しなければなりませんが。
少し遠ざけていた「りゆう」も歌えたし。
何より新曲を披露することが出来たことが大きい。
「人生に於いて」は病気中に作った曲の一つです。歌詞は未掲載ですが、喪失をすることによって見えた場面、シニカルな視線みたいなものか如実に表れているような気がします。
歌詞に込められた皮肉めいた部分は自分にも返ってくるような一種の恐ろしさもありますが、本音なんだなと思います。
この先、大切な曲になりそうです。
朗読に対しての伴奏。
生演奏の中での朗読会というのはそこまで珍しいものではなくなってきましたが、音楽が朗読を邪魔する、というケースが多々見られます。
これ、お互いが意見を言い合えてない、という部分もある気がしますが、それよりも、音楽を作る側が自分の主張に走ってしまうことが殆どです。あなたが目立ってどうする。みたいな。
自分も最初はそうだった、というかよくわからないまま弾いていたもんで、経験を重ねて朗読に於ける音楽の在り方も解ってきたし、だから楽しかったりして。
今でもかなり悩むのに。
音倉スタッフの方にも楽しんでいただけたらしく、素敵なお言葉を貰えて幸せでした。
更に更に色んな人の伴奏したいな。
この日に感謝。
共演者さん、お客様、スタッフさん。
感謝です。ありがとうございました。