三月が来たのに君は如月の道に歩みを進めてしまう
亡き人に足跡一つ教えたく土を探して歩いたあの日
いつまでも猫をかぶっている君と大きく振りかぶっている俺
吊り橋の上で広げた傘の下 僕だけのいる僕だけがいる
ヒーローに憧れている少年が振り仰ぎ見る「サラバ、駅舎よ」
本当は皆の話題に乗る為に食べているだけのバタースコッチ
街角の「あたたか~い」をバカにする素振り見せるから嫌い 春の陽
徒然と引かないままの電話線 一人暮らしは無口になるね
星空を見たくなったらいつだって此処においで、と田園の呼ぶ
向かい風 戯言だけに君がいて野暮な期待を抱かせている
白桃の蜜に溺れて我が恋は花の咲く日を夢に見ている
控えめに散ればよかった夜桜に照らされている四月の涙
冬から春へ。
春から夏へ。
移り変わっていく季節の中。
絶えず動いている自然の中。
少しでも元気に歩みを進められたらなと思う毎日です。
胸が痛むようなことも沢山あるけれど…
不自由ない暮らしが出来ている環境に身を置いているのならば、そこで精一杯に生きて楽しむことも大切です。
今日も一日、良き日に!