【短歌】土を探して歩いたあの日 | 青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

青山祐己 〜音とお酒と時々短歌(まぁ、ほぼ雑記)

ピアノ弾いたり作詞作曲したり歌ったりしたり。
短歌作ったり詠んだり読んだり。
日本酒バイヤー兼アドバイザーとしてお酒を売ったり飲んだりオススメしたり飲んだり飲んだり。
そんな感じにフリーな人の雑記です。

三月が来たのに君は如月の道に歩みを進めてしまう


亡き人に足跡一つ教えたく土を探して歩いたあの日


いつまでも猫をかぶっている君と大きく振りかぶっている俺


吊り橋の上で広げた傘の下 僕だけのいる僕だけがいる


ヒーローに憧れている少年が振り仰ぎ見る「サラバ、駅舎よ」


本当は皆の話題に乗る為に食べているだけのバタースコッチ


街角の「あたたか~い」をバカにする素振り見せるから嫌い 春の陽


徒然と引かないままの電話線 一人暮らしは無口になるね


星空を見たくなったらいつだって此処においで、と田園の呼ぶ


向かい風 戯言だけに君がいて野暮な期待を抱かせている


白桃の蜜に溺れて我が恋は花の咲く日を夢に見ている

控えめに散ればよかった夜桜に照らされている四月の涙


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冬から春へ。
春から夏へ。

移り変わっていく季節の中。
絶えず動いている自然の中。

少しでも元気に歩みを進められたらなと思う毎日です。

胸が痛むようなことも沢山あるけれど…
不自由ない暮らしが出来ている環境に身を置いているのならば、そこで精一杯に生きて楽しむことも大切です。

今日も一日、良き日に!