非論理的思考のブログ

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主人公の前に二度目の夜市が開かれた。 
一度目に奪われたものを、すべてをかけて取り返しにいく。

というのが、ざっとしたあらすじでしょうか。
詳しい内容をみていくと、

主人公には、二度目の夜市だった。
夜市とはあらゆる世界からいろいろなものがかき集められた取引所。そこに無いものはなかった。
小さい頃に現れた一度目の夜市。そこで彼は大切なものと引き換えに野球の才能を手に入れるのだった。
その大切なものとは?
実の弟である。
野球の才能を手に入れた主人公だったが、弟を売った罪悪感から日々さいなまれていた。
それから時が経つこと数年。
主人公は弟を取り戻すべく、夜市に向かうのだった。

一方、売られた弟は兄が取引をした人攫いから必死に逃げようとしていた。
そんな彼が逃げるためにとった最終手段。
それは若さを売って年を取ることで自由を手に入れる。
なんとか、人攫いから逃げられた弟は、元の世界で困惑する。
年は5歳なのに、外見はおじさんという言葉が似あう年齢だったからだ。
そんな彼も、周りの人に支えられて些細な生活を送っていた。
しかし、人攫いが自分を捜しにくるのではないか、という恐怖におびえながら。
この恐怖に終止符を打つため、必ず迎えにくると誓った兄を探すため、弟もまた姿は違えど二度目の夜市に向かう。

彼らは会うことは出来たのか。
夜市に迷い込んだことによって、バラバラになってしまった兄弟。
その切ない運命に、区切りをつけることができたのか。
見物である。