映画館で映画を見るのはいつぶりだろう・・・。
さて内容ですが、私はこの題名の小説を3回ほどこれまで読んでいます。
なので正直なところ・・・あんまり期待はしていませんでした。
私の予想ははずれました
あの分厚い小説を2時間半の映画にうまくまとめたな!
これが見終わった後、一番最初に感じたことです。
肝心の中身ですが、小説と映画では視点が違うなと感じました。
小説では、宮部久蔵という架空の人物を通じて、太平洋戦争がどうあったかに視点がおいてあると感じたのに対し、映画では、太平洋戦争がもたらした宮部家の運命に視点がおかれており、よりヒューマンドラマに近い形の作品に仕上がっていると思いました。
『死ぬとわかると、今までなんとも思わなかった水の冷たさや雑草が愛おしく感じるんです』が一番好きなシーンなのですが、私のイメージ通りの表現でかなり感動しました!
その感情は死を本気で覚悟した者にしかわからない感情。知りたいような、知りたくないような・・・笑
ただ一つ残念だったことがあります。それは、小説に出てきた諜報員の部分が映画ではカットされていたことです。私はそこに出てくる『特攻隊員は自分で自分の突撃を報告しなければならない。ツーと音が鳴っている時は、突撃している時。その音が消えた時が、輝かしい将来のある若い特攻隊員の死を意味する』というフレーズにかなり衝撃を受けました。なので出来れば、映画にも入れて欲しかった。(まあ時間上無理なのは承知ですが・・・)
それをのぞけば、かなり完成度の高い作品だと思います。
*もしこの作品に触れた事のない方がいれば映画→小説の順にみることをオススメします。