FLY HIGH

FLY HIGH

登ることは生きること。後悔をしない毎日を。

実に11年ぶりに、富士山に登ってきた。

 

いつか行こうと思って、

年月だけが流れてきた主杖流し。

 

お中道の名残と、

まっすぐに伸びた溶岩流の跡をひたすら登り、

剣ヶ峰へダイレクトにでる。

 

美しい登路だとおもった。

 

爆風の飾りつけもあり、

とても思い出に残る1日。

 

6月のヌク沢から始まった、

若い友人との怒涛の山行ラッシュ。

おかげで3ヶ月の短い間に行きたかった場所に沢山行けた。

 

まだまだ、これからも。きっと。

 

 

 

 

 

 

 

帰路、精進湖からの富士山。4月に桜が美しかった場所。

酷道動画で知ってから、

ずっと行きたかった夏焼集落。


先週、沢の帰り道、木道で大ゴケして、

その怪我が治りきらないために山にもジムにも行けず。


予定を合わせてた人が興味を持ってくれたので、

行ってみることにした。



天竜峡までは車で、

そこからは電車で大嵐(オオゾレ)駅へ。

ローカル線もまた楽しい。


集落跡は、

思った以上に美しくて、

ここでの生活はどんなだったんだろうと、

灼熱の日差しの中でボンヤリと想った。

ノスタルジーとは、このことなのだろうか。


暗くて長いトンネルは、2人なら怖くない。

帰りの電車の時間までの隙間で、

2度目のトンネル往復をするバカバカしさを楽しんだ。


ゆずの『夏色』の世界を

齢38にして堪能させてもらうことになるとは思わなかった。

大切にしたい思い出がまたひとつ。


カオレから始まった夏休みの冒険は、

これにて一旦終わり。


自分か美しいと感じるものを、

美しいと共有してくれる人がいることは、

とても幸せなことだと感じました。



大切な友達に、

ありがとうを。




2024/8/14

怒涛の7月だったと思う。


それを終えて思うのは、

自分との山を望んでくれる相手のことを、

目一杯大切にしたいということ。


こんなへなちょこな私に、

海ノ溝一緒に登りたいです

と言ってくれた気持ちが、本当にとても嬉しかった。


こうして、仲間たちに救われながら、

ゆっくり自分らしく生きていこ。





東北ひとり旅の振り返りすらできないまま、

谷川岳へ向かった。


どう見ても晴れるしかない天気図。

なのに雨の朝。

そうだ、谷川岳はそういう山だった。

人の心をかき乱してくる。


帰りたい気持ちでいっぱいだったけれど、

一ノ倉沢が初めてだという同行者の気持ちに押されるように出発した。


出合まで行って決めよう、

テールリッジ取り付きで、

中央稜テラスで、

南稜テラスで。


中央稜取付きの時に見えていなかった

南稜がテラスについたら見え始めていて、

結局濡れた岩に怖がりながら登ることになった。

1P目のチムニーは本当にびちゃびちゃだった。


国境稜線へ抜けることは叶わなかったけれど、

この雄大で特異な景色の中に私たちしかいなかった特別な時間。


響き渡る岩雪崩の音。

青空から舞ってくる雨。

眼下に広がる雪渓と新緑と白い岩盤。


登りたいと思っていた頃には登れず、

機会を逃してきた。

その間に流れた歳月は13年。


一ノ倉沢は昔と変わらず、

自分にとっては怖くて強いプレッシャーをずっと感じる場所で、

でも、ただただ美しくて震える。

やっぱり特別な場所だと思った。


また来ようね。












☆2024/5/22

インフォメーションセンター駐車場530〜南稜終了点1330/1405〜駐車場1930着