山ネタより神社ネタの方が多いですね😆

前回、日本神話は日本人のアイデンティティと書きました🤣

日本神話に出てる神がほとんどの神社の神様として祭られています。

神社には社格があります。

大昔から国家が管理してきたからです。

各国の一宮がその地域では社格が高い神社で官幣大社、官幣中社、官幣小社や天皇が勅使を遣わす勅祭社など社格が高い神社もありました。

その中でもやはり神宮を名乗る神社は特別です。



現在、◯◯神宮と称する神社は全国に二四の神宮あります。


戦後、神社の判断で神宮を名乗ることも出来ますがやはり社格が高くないと名乗るのは恥ずかしいことになります😁

神社の社格は平安時代に延喜式神名帳で定めてました。

主に官幣大社です。
 

神宮を名乗るには…

皇祖神を祀っている神宮

伊勢の神宮
天照大神 八咫の鏡

伊弉諾神宮 
伊弉諾尊 伊奘冉尊

霧島神宮
瓊瓊杵命

英彦山神宮
天忍穂耳命
 

鹿児島神宮
火遠理命(山幸彦)

鵜戸神宮
鵜葺草葺不合尊(山幸彦の子で息子が神武天皇)

天皇を祀っている神宮

橿原神宮
神武天皇

宮崎神宮 
神武天皇  

気比神宮 
仲哀天皇

宇佐神宮 
応神天皇 神功皇后

近江神宮 
天智天皇

白峯神宮
崇徳天皇

平安神宮
桓武孝明天皇

新日吉神宮 
後白河天皇

赤間神宮
安徳天皇

吉野神宮 
後醍醐天皇

北海道神宮 
明治天皇

明治神宮 
明治天皇


天津神を祀っている神宮

鹿島神宮
武甕雷神

香取神宮
経津主神

石上神宮 
布都御魂剣
國譲りで武甕雷神が建御名方に使用した剣


熱田神宮
天叢雲の剣(草薙の剣)
三種神器 八岐大蛇の腹にあった剣



以上の二四神宮が神宮と名乗ってます。


しかし、神宮と言えば…

伊勢にある神宮のことで正式名称も神宮です。

神宮は皇大神宮、別名内宮
豊受大神宮、別名外宮

の二つが神宮です。

主祭神は天照大神
御神体は八咫の鏡
三種の神器の一つ

まさに、神社⛩No.1?

だと言われてます。


二四神宮の中にあれ?

あの神社が入って無い?🤔

と思う人もいるかな?


 

そう!
出雲の大社も社格は2番目に高いですが神宮は名乗ってません!

しかし、神宮より出雲の大社の方が古いと言われてます。

今の三重県伊勢市に御神体の八咫の鏡を鎮座させたのは第10代垂仁天皇の皇女倭姫命が探し求め天照大神がこの地に安住しよう!😆

と決めたのが今の場所です。


出雲の大社は古事記でもある國譲りの条件で作った社なのでこちらの方が古いのです。


あと、神宮は天照大神、すなわち天津神を祀るのに対し出雲の大社は国津神の大国主命を祀っている点が違うのです。

要は天照大神の天津神は大国主神の国津神を下に見ていたということですえーえーえー


天照大神をはじめとする天津神を祀る神社と大国主命一族の国津神を祀る神社でまず分かれてることを理解しないといけないのです。


歴史的、民俗的にみれば縄文人が大国主命の出雲族で弥生人が渡来系の天照大神系の大和族と考えられます!

結局、国産みのイザナミ、イザナミ、その子天照大神とその子孫、國譲りの武将神、そして歴代の天皇を主祭神とした大きな神社が神宮を名乗ることになりました。

このことを理解出来ると地域の神社や社にどの神が祭られてるのかで大昔に大和族か出雲族の支配地域だったかも理解出来ます。

海、川、は素戔嗚スサノオと大国主命が多いのもその影響です。


二四神宮を巡るのも良いですがとりあえず…


日本三大神宮


神宮(伊勢)
鹿島神宮
香取神宮


平安時代に定めた延喜式神名帳に神宮にはこの三神宮がだけが載っていたのです。

他の二一神宮は後に申請し神宮を名乗り変更した神社です。


平安時代に鹿島、香取神宮を選定してることがじつにおもしろいですね!

それだけ國譲りでの武甕雷神と経津主神の闘いが偉大だったということの表れでしょう!!


とりあえずこの三神宮から参拝するのも良いと思います。