昔の記事もいっぱいあるんだけど、それアップするのは

結構面倒なので、おいおいやるとして

今回は

体育の日の連休に行った穂高岳の紹介



リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール

ぜっぱれ!

これ以外、いうことないね。


でも、涸沢の紅葉は最低だったよ。

紅葉より、テント村のほうが華々しくて

美しかったかな。

とうとう下山の日がやってきた。どんな旅行でも、出かける前や、旅の途中は晴れやかな気分でいるが、最終日というのは、どことなく淋しい感じもする。


でも、今回はその淋しさもたいしたことは無い。なぜだろうか。大人になったのか?それとも、下山という、まだまだ気の抜けない緊張感が「旅はまだまだ続く」という気持ちにさせているのか。


実は、雪渓が多く残っているという情報が耳に入っていた。アイゼンは必要ないと言っていたが、ベテラン登山者の言うことでは、初心者の自分にとってはちょっと辛い感じである。


不安を抱えたまま下山開始。案の定、雪渓に差し掛かると、足がすくんでなかなか前に進まない。前の人の足跡を頼りに、一歩一歩、ゆっくりと進んでいった。


アイゼンをつけている人たちは、雪の上をすいすい歩いて、あっという間に見えなくなってしまう。僕たちは、亀のようにゆっくりゆっくり進んだ。


相変わらず照りつける太陽に、今度は雪からの照り返し。


滑らないように歩く緊張感。汗が体中から染み出てくる。息も荒くなった頃、まさに命の水か、湧き水を発見。雪渓の溶け水ではなく、梓川の最上流というか、出発点というか、大量の湧き水が噴出していた。



それで顔を洗って、ごくごくと飲んだ。うまい!ペットボトルいっぱいに水を汲んで、生き返った気分でまた歩き始めた。


雪渓も少なくなり、傾斜もどんどんなだらかになっていく。梓川も水の量が増えて、みるみる大きな川になっていった。槍ヶ岳山頂から、上高地まで約22キロ。川が太くなるのと比例して、槍ヶ岳が、どんどん小さくなっていく。


途中は、いたるところに清水が湧いていて、そこで休憩をしながら、歩くこと数時間。途中、水俣乗越(みなまたのっこし)方面に行かれる分岐点がある。水俣乗越は、西岳から槍ヶ岳に向かう途中にある分岐点で、槍ヶ岳に登らない人は水俣乗越から上高地を目

指すそうだ。


さて、そこからちょっと行くと「ババ平キャンプ場」がある。梓川のよこで、バーベキューをやりながら、テントを張って涼むような場所である。ここには昔の山小屋の石室(いしむろ、せきしつ)が残っているが、今は工事用の道具などの保管場所になっているようだ。次に見えてくるのが槍沢ロッジ。






この辺に来ると、道は平坦で同じような景色と梓川の流れる音が聞こえてくるだけの単調な山道になる。


二の俣とか一の俣という、支流と本流の合流点がいくつかあって、これを過ぎると、横尾山荘。ここで、槍ヶ岳山荘で買ったお弁当と、小川氏持参のマツタケのお吸い物で昼食。疲れているときは、塩分のある温かい飲み物が、体を癒してくれる。もー上高地も近い。


345分発のバスに乗ろうとピッチを上げて再び出発した。横尾山荘と上高地の間に「明神館」という旅館がある。ここの横の川には鴨がいて、ちょうど小鴨が数羽浮かんでいた。心が和むような感じだった。どんな動物でも子供はかわいいものである。


しかし、ゆっくり和んでいる暇は無く、バスに向かってひたすら歩き始めた。そして、ようやく河童橋に到着。さすが上高地。観光客でいっぱいである。



サンダル履きの人たちと、自分たちの格好のギャップが激しく、なんかちょっと恥ずかしいような感じもしたが、中には、僕たちと同じように、大きなリュックとステッキを持った人もいるので、そういう人を見るとちょっと安心するのであった。大勢の中に混ざる、という小心者の安心感がここでも発揮された瞬間である。


 ピッチを上げ過ぎたため体力消耗。345分のバスに間に合う時間だったが、余裕を見て次のバスで帰ることにした。時間があったのでここでもビールで時間つぶし、次のバスに乗って新島々駅へ。


そこから松本電鉄上高地線で松本へ。そして宿泊場所のビジネスホテルに入り、約4日ぶりに風呂に入った。実に気持ちのいい風呂だった。ちょっと休憩してから目の前にある居酒屋で、無事下山できたことに乾杯。もーここからは、飲むだけ。梯子してまた飲んで。山の梯子は恐かったが、飲み屋の梯子はいつものこと。とても気持ちの良い酔っ払いっぷりであった。



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リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール-河童橋


リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール-ババ平


リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール-槍ヶ岳湧水


リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール-槍ヶ岳雪渓2


リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール-槍ヶ岳雪渓

長い梯子を上って、顔を上げるとそこにおじさんがいた。僕は思わず「ここは頂上ですか?」と質問をした。おじさんはにこにこしながら「あーそうだよ。」と言った。


たった10分であるが、非常に長い時間に感じた。やっと頂上に着いた。二日前に燕岳から小さく見えていた槍ヶ岳の頂上にようやく着いた。おそらく、有名な作家や、表現力が豊かな人たちは、いろいろな形容詞や比喩をつかって、登頂の様子を表現するのであろう。


しかし、僕にはそんな能力は無い。でも、ひとこと言うとしたら「無事でよかった。」という感じである。


怪我も無く辿り着けてよかった。大袈裟に表現するほどの心の感動はないのだ。数々の難所を登って降りて、そしてまた最後の最後に大難所。死ぬ可能性だって充分にあった。でも無事だった。それでいいのだ。


頂上は、広さ10坪ほどのスペースになっている。そこでお茶を飲むおばさんや、写真を撮るおじさんなど、10人くらいの人たちが、思い思いの行動を取っていた。



僕は、登頂の記念に、写真を撮ってもらったり、写真を撮ってあげたり、いろいろなことをした。


とにかく、360度のパノラマ大絶景である。雲ひとつ無い。遠くには富士山が見え、北アルプス北部、南アルプス、中央アルプス、見渡す限り絶景の連続である。



今回の山登りを通じて思うことは、天気に恵まれたということである。恵まれすぎたといってもいい。山では、夕立や急な天候変化に気をつけるのが常識であるが、朝から晩まで、晴れ、晴れ、晴れの連続で、どこにいても、槍ヶ岳や穂高岳、そのほかの山々を見ることが出来た。


人生初の本格的な登山で、こんなに天気に恵まれたのは、普段の行いがいいから?というわけではないだろうが、いろいろな幸運に恵まれたことは間違いない。

 

頂上で暫く情緒に浸ったあとは下りである。実は、下りは恐くて嫌だなーと思っていた。いつ降りようか悩んでいたところ、おばんさんおじさん集団が下山を始めた。これ幸いと思い、後ろにくっついていった。


いやー、おじさんおばさんに助けられるとは、我ながら情けないというか、気が小さいというか、まぁ昔からそうだったから仕方ないが。


無事槍ヶ岳山荘に戻った後は、早速乾杯である。何度も言うようだが、山の景色を見ながら飲むお酒は格別に美味しい。気圧とか気温とか、そういう面倒くさい計算ではなく、気分が美味しいのである。


ほどよく酔っ払ったので、夕食までの間、しばらく昼寝をした。槍ヶ岳山荘は、シーズン中は、大変な混雑をするそうだが、この日はとても空いていた、空いていたにもかかわらず、同部屋に何人も放り込むという、雑な接客態度が気になった。まーともかく、贅沢は言えない。



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リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール-槍ヶ岳山頂方の眺望

リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール-槍ヶ岳山頂からの眺望2


リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール-槍ヶ岳山頂

リーテ・ラトバリタ・ウルス アリアロス・バル・ネトリール-槍ヶ岳山頂の人々