5/22 劇めるモ! ~ゆるめるモ!づくしの特別な1日・前編 | アイドルKSDDへの道(仮)

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心に茨を持つ山梨県民こと「やまなしくん」のブログ。基本UKロックが好きですが、最近はもっぱらオルタナティブなアイドルさん方を愛好しています。

PassCodeとのツーマンライブの翌日、5月22日日曜日は2つのイベントがあった。

まずは、ゆるめるモ!主演映画「女の子よ死体と踊れ」DVD&Blu-rayのリリースイベント「劇めるモ!」…これは、映画を監督した朝倉加葉子さんの脚本と指導のもとに、メンバーが寸劇を演じるというもの。全部で6回、それぞれ異なるメンバーが主演となり、4日目となる今回はちーぼうが主役となる回だった。



対象商品を購入することで、このイベントに参加できるばかりではなく、Blu-rayを購入すれば6人全員とのチェキ及び希望メンバーとの2ショットチェキが撮れる、というではないか。もともと自分は、この映画は絶対に観たいと思っていた。ならば、この得難い機会を逃す手はなかった。「全チェキ」を撮れる機会は少ない。昨年のZepp DiverCityでのワンマン以来のことだった。

会場である渋谷O-NESTは、以前ラッパーDOTAMA氏とのツーマンで訪れた会場だった。演者との距離の近さが魅力的なハコである。無事にBlu-rayと特典会参加券をゲット。会場入場時には、荷物チェックが行われた。先日、芸能活動をしていた女性がファンを名乗る男性に刺されるという痛ましい事件があったので、その影響があるようだった。

会場に入ると、床に座ることとなった。最終的には80人くらいのファンがフロアを埋めた。一体、どんな舞台になるんだろう…と待っていると、メンバーが颯爽と登場した。

寸劇は、キリスト教の「七つの大罪」をモチーフにしており、今回は「ちーぼう・貪欲編」だった。ストーリーは、「YMMクリーナーのもとに、突然、悪女のもねが眠っているけちょんを連れて訪れる。言うとおりに仕事をすればバイト代を支払うというが、明らかに怪しいその様子にしふぉんとようなぴは躊躇する。しかしバイト代が50万円と聴いて、「やります!」とちーぼうは返事をしてしまう。ちーぼうの運命やいかに?」…というものだった。

もねちゃんは黒いドレスにサングラスといった格好で、大人っぽくてドキドキしてしまった。けちょんは会社の事務服、いわゆるOLの衣装だった。何てレアな衣装! 劇はけっこう本格的で、セリフが書かれた紙を棒読み…みたいなことは全くなかった。歌が得意なちーぼうは途中で歌を披露して、ミュージカルという感もあった。…けっこう面白かった!

その後6人そろって登場し、ミニライブが披露された。
まず、映画の挿入曲「その他のみなさん」。ポップで可愛らしい曲! そして2曲目は「夢なんて」…この曲は、個人的に思い入れが強い曲で、昨年聴いた歌の中で最も胸に響いた曲のひとつだった。



「夢なんて ひとつもないよ 何が悪いの 何が? 何が?」…落ちサビで、あのちゃんが感情をにじませて歌うのを、僕は聞き逃さなかった。その後のサビのパートで、涙が出た。と思ったら、涙がボロボロと堰を切ったようにあふれてきた。「うわーヤバい!俺の涙腺ヤバい!」…こんなに泣くなんて思わなかった…。

最後の曲は、1stフルアルバムに収録されている「私の話、これでおしまい」なのだが、恥ずかしながら僕はこの曲をあまり聴いておらず、「あー聴いたことのある曲だー」くらいの認識だった。けれど、これもすごく良くて…「こんな良い曲を何でこれまでスルーしていたんだ俺は!?」と若干後悔したのだった。

あとで知ったことによれば、この曲の落ちサビはもねちゃんとちーぼうが歌っている。そして別れの際の複雑な気持ちを歌っているのである。卒業する2人の落ちサビ…ということで、ひときわファンの涙を誘う選曲だったのだ。

僕を含む観客のみなさんは、MIXを打つわけでもなく、メンバーの名前をコールするわけでもなく、手拍子を叩くくらいで、静かにステージに見入っていた。着席でライブを観られる機会なんて、そうそうない!座りながら見上げたステージで歌い踊っている6人。この6人が、ああ、最高のゆるめるモ!なんだ。…そう思わずにはいられなかった。近い将来に、4人になってしまうなんて、ちょっと信じられないように感じられた。

ライブ後は、BARフロアで特典会が始まった。最初に「私物サイン会」が催され、僕はその様子を眺めていた。あああ…もねちゃんの可愛さが、もはや神々しくてヤバい。そう思えるくらいに、僕の思考は完全にオタクのそれと化していた。

その後、待望の「全員チェキ」が始まった。僕は買ったBlu-rayを手に、チェキに収まった。全チェキは流れ作業的なもので、会話はあまりできない。が、「この後のライブも観に行きます!」って話したような気がする。できあがったチェキが(自分以外は)最高だったのは言うまでもない。

その後の2ショットチェキは、あのちゃんを選択した。あのちゃんは一番の人気なので、これまで遠慮していたのだが…この機会だったら、時間切れになることなく撮ることができるだろう、との判断に傾いたからだった。(実際は通常のライブ後の物販でもたいてい大丈夫っぽいのだが。)

あのちゃんの可愛さはヤバかった。さすがにちょっと緊張してしまいながら…チェキに収まると、あのちゃんからいろいろと話しかけてくれた。

「この服…キレイ。似合ってる。」(僕は花柄のシャツを着ていた)
「ありがとう…これ気に入ってる!」
「いい人オーラが出てる。クズじゃなさそう。」
「クズじゃない自信は…ある!」

最後に握手してくれて、舌を出して「またねー」って手を振ってくれた。あのちゃんは、まさしく、どこか不思議でブッ飛んでて、だけど物事の本質を捉える、そしてとっても可愛いあのちゃんだった。いや、こんなに褒められるなんて思わなかったな…。なんか、自信を得てしまったよ。俺は基本、自分に自信がないからね!

その後、会場を離脱。夕方からのスペシャルなワンマンライブを待つこととなった。

(続く)