EspeciaワンマンLIVE&リリイベ参戦記!~最高のValentine's Day | アイドルKSDDへの道(仮)

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心に茨を持つ山梨県民こと「やまなしくん」のブログ。基本UKロックが好きですが、最近はもっぱらオルタナティブなアイドルさん方を愛好しています。

1月のEspeciaツアーファイナルライブin 新木場Studio Coastでの最高のライブ体験と衝撃の発表…から間もなく、2月の怒涛のライブ&リリイベのスケジュールが発表された。そう現体制5人での活動は2月末まで…であるならば、やはり今のうちにライブを観に行きたいっ!ということで、2月14日の渋谷チェルシーホテルでのライブへの参戦を決意した。しかも、その前日と当日は、東京でアルバム予約イベントをするというではないか。これは…自分にとって最初で最後(かもしれない)メンバーとの接触のチャンス!これは行くしかないだろ俺!と自分に言い聞かせ、当日を迎えのだった。

渋谷チェルシーホテルでのライブは、「Hotel Estrella@TOKYO」と題され、何と朝8時30分からのライブスタート!しかも「ホテル」にちなんで、来場者にオレンジジュース&コーヒー飲み放題、そしてパン食べ放題!のサービスが付く!というスペシャルなライブだった。僕は前日にホテルに泊まろうかと思ったが、なるべく節約するために当日行くことにした。朝5時前に家を出て、渋谷に着いたのは7時45分頃だった。ね、眠い…

2月にしては異常に温かく、雨と風の激しい朝だった。渋谷のCHELSEA HOTELは有名なライブハウスで、僕は行くのは初めてだった。店内にはシカの頭の剥製が飾られ、照明はシャンデリアで、木製の調度品があったりして、ホテルらしい独特の雰囲気があった。シミでくすんだ壁紙が、このハコの歴史を物語っていた。

店内では本当にパンが並べられ、オレンジジュースとコーヒーがピッチャーに注がれていて、まさに朝のホテルのようだった! 朝食を食べてなかったので、さっそくそのサービスを享受することにした。パンをほおばりジュースを飲みながらスタートを待った。ステージはかなり近く、5人の表情がバッチリ見られそうだった。Especiaの清水マネージャーは今日もグレーのジャケットを着て、Mac bookを見つめていた。

そして5人登場し、歓声を上げた。ライブは、今月下旬にリリースされる新しいアルバム「CARTA」から多くの曲を演ったようだった。僕はここに来る前にアルバム「GUSTO」を聴いていたのだが、あまり役に立たなかった…。笑  特に印象に残ったのは、最近レーベルからYouTubeにアップされた「Rittenhouse Square」英語詞の本格的なネオ・ソウル。この曲では、みんなすごく大人っぽいパフォーマンスを見せてくれて最高だった!



集まったお客さんからは、曲間でコールはあまり起きず、新しい曲をしっかりと見届けているようだった。そしてファンキーな曲に乗せて身体を揺らしていた。僕もひたすら揺れていた。こういう「横ノリ」の曲は、おそらくアイドル楽曲では珍しいのではないだろうか。

それにしても、MCなしでひたすら続けられる5人のパフォーマンスは素晴らしかった。歌声は美しく、ダンスはとてもエレガントで洗練されたものに見えた。
特に、脇田もなりちゃんのインパクトある歌声と笑顔がとにかく素敵で…ああ、僕は「もなり推し」になってしまいそうだよ!てゆうか、もう推しメン確定だよこれは!

そしてダンスの見せ場では、やっぱり、お客さんが前のほうから身をかがめて、より多くの人に見えやすいようにするのである!これは「エスペシア名物」と言っていいだろう。その場面から落ちサビに移り、ペシストみんなでケチャするのも面白かった。

本編最後は「No.1 Sweeper」だった。やっぱりこれは曲もダンスも本当にカッコイイ!各メンバーのダンスの見せ場で、それぞれ歓声を上げた。

アンコール始めのコールで、トップオタとおぼしき方が「バレンタインデーは始まったばかりだあ~チョコをもらわずに帰れるか~エスペシア出てこいや~!」と、ヤンキーノリで叫んだのには笑った。そして敬服した。連呼される「エスペシア!」コールの後メンバー再入場。おそらくはマネージャー清水氏のムチャ振りにより「バレンタイン・キッス」を歌わせられるという、しかも歌詞うろ覚えで強引に乗り切るという、楽しいハプニングもあった。

アンコールは充実していた。前回ライブで初めて聴いた新曲「Clover」は、その時は微妙だわーと思ってたけど、今回聴いてみると、結構イイ感じだった。(ちなみに終演後、ペシストさんの集まりの中から「Cloverの良さが分からないオタクは凡だね」と力説している声が聞こえてきたが、それはうなづけるものだった。)



最後の曲「We are Especia」では、初めて曲冒頭でMIXが打たれるのを聞いた。「E・S・P・E・C・I・A」コールで会場一体となって、ライブ終了。個人的なフェイバリットナンバー「アビス」を演ってくれなかったのは少し残念だったけど、それ以外はもう言うことのない、大満足のライブだった…。

終演後は特典会が催された。僕は夕方からのリリイベに参加するので、その場では特典会に参加せず、ペシスト達がクリエイティブなポーズでメンバーの皆さんと楽しそうに写真を撮るのを眺めていた。それはそれで楽しかった。(が、後でやっぱり、ここでも参加してもよかったかな…と、若干後悔した。)

その後、渋谷のレコード店と楽器店で時間をつぶしてから、タワーレコードmini汐留店へ向かった。アルバム予約開始時間にはもう並んでるのかなと思っていたが、そんなことはなく拍子抜け…。無事にアルバム予約を済ませて特典券をゲット。店内で試聴したり商品を眺めたりしていた。ここではシティポップコーナーがあったのだが、「Especiaを聴くものとしては、やはり角松敏生や佐藤博を聴くべきなのだろうか…聴きたい…」とか思いながらアルバムを手に取ってたりした。

トイレから戻ると、すでに店舗前の仮設ステージの上にEspeciaメンバー達がいた。ええ、もう始まったの!?と一瞬思ったが、ライブ前のサウンドチェックだった。ステージはかなり狭く、ここで5人が歌いながら踊るなんて信じられなかった。その場にはすでに多くのペシストさんが集まっており、朝のライブにいた方も散見された。特に目立っていたのは金髪の、明らかに外国人の青年であった。(後で知ったところによれば、仙台から来た留学生さんであるらしい。)外国の方が日本のアイドルを好きになってくれるなんて、嬉しいなぁ! 開演前のBGMでは、先月の新木場でのライブでの音源が流れていた。

そしてライブスタート。最初の曲、「ストップ!」という歌詞のところで、音響トラブルにより本当に音が止まるという、奇跡的なハプニングが発生!笑うしかないメンバーとオーディエンス!そして不意に始まった、先月観たライブでも披露された新曲「インターステラー」。この曲、ドラムンベースに絡むブラスとキーボードがクラブジャズ感あって超カッコイイんだよなぁ。そして、あんな狭いステージ上でエレガントなダンスと歌を見せてくれるEspeciaさん…もう職人芸としか思えなかった。さすが、あらゆる会場でライブをこなしてきたパフォーマーは伊達ではなかった!

久しぶりに「パーラメント」聴けたのも楽しかった。そして最後の曲では、メンバーがステージからフロアに飛び出して、エスペシア名物「ハイタッチ大会」が始まった!僕もはるかちょと三ノ宮ちかちゃんとのハイタッチに成功したぞ!フロアの真ん中で、観客に囲まれながらもなりちゃんが歌ってる!突如としてディスコと化した汐留地下フロア!やばい超楽しいいいい!!!

そしてライブ終了。ミニライブって15分くらいかと思ってたけど、30分も演ってくれた。もう言うことはない。最高だった…

終演後は、アルバム予約者対象の特典会が始まった。僕は初めてのEspeciaメンバーとの接触だった。ここでは握手と、手持ちのスマホやカメラで写真が撮れるのだった。やや緊張の面持ちで握手会へ…「朝のライブも観に行きました」ていったら、「ありがとう!」ってはるかちょが言ってくれたり、「またライブ来てね!」ってちかちゃんが言ってくれたり。ちかちゃんは今月で脱退するのに、こんなことを言ってくれるなんて、自分がいなくなった後のEspeciaのことも考えてくれているんだなー…って、ちょっと感動してしまった。


全員との写真のほかに、2人と撮れることになったので、はるかちょともなりちゃん、それぞれと撮ってもらうことにした。はるかちょとはピースして写真に納まった。もなりちゃんとは「どんなポーズで撮る?」「ええと…」「じゃあ、エスペシアのサインで…できる?」と、「E」のハンドサインで写真を撮ってくれた。うう、リードしてくれてありがとう!「歌、好きです…」と伝えたら「ありがとう!」と返してくれて、ああ嬉しかった…

最後には、メンバー全員と写真を撮ってもらった。(こういう場に慣れてないので、スタッフさんとメンバーにちょっと待たせてしまって申し訳なかった…。)「じゃあ、ファンキーなポーズでお願いします」と言って撮ってもらった写真は、ホントに最高だったよ!最後に再度みんなと握手してもらって…なんか緊張したけど、またライブ来ますとかアルバム楽しみですとか言うことができて、良かった…。



前回のStudio Coastのライブで「メンバー3人脱退の発表」という特大のボムを投下し、ファンを絶望のどん底へ突き落した(笑)Especiaだったが…それが分かっている2月、今回のライブでは、とにかく今の5人のパフォーマンスを楽しもうと心に決めていた。それは見事に叶ったし、他のペシストさんもきっと同じ気持ちなのだろうと思われた。楽曲もパフォーマンスを本当にカッコ良いグループだし、これからもずっとEspeciaは推していきたい…そう思わせる、楽しすぎる一日だった。

だが、これで終わりではない。現体制で東京での最後のライブは2月28日。行こうかどうかと、今真剣に悩んでいる…

(おしまい)