アイドルフェス in 多摩川ボートレース回想記(ゆるめるモ!・POP・寺嶋由芙・バニラビーンズ) | アイドルKSDDへの道(仮)

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心に茨を持つ山梨県民こと「やまなしくん」のブログ。基本UKロックが好きですが、最近はもっぱらオルタナティブなアイドルさん方を愛好しています。

2016年1月31日日曜日に多摩川競艇場で、アイドルフェスが行われるという。中高年男性のお客さんが多い競艇場が新たなファン層を獲得すべく、このようなイベントを定期的に催しているようだ。

昨年12月にZepp Divercity Tokyoで催された ゆるめるモ!のワンマンライブに行って、完全にゆるオタ(ゆるめるモ!のファン)と化した自分である。しかも一緒に出るのがバニラビーンズと寺嶋由芙とPOPって…「楽曲派」を気取っている自分にとっては…まさに垂涎のラインナップではないか!これは行くしかない!し、接触もできそうだ。

しかし自分、前日BiSHのライブを観に東京へ行っており、そこでアルバム予約をしたばかりでなく、ミスにより駐車料金を相当多く払ってしまったのである。接触には課金が必要である。懐事情は厳しい、がしかし…課金する覚悟はできている!(震え声)

10時スタートだったが、会場に入ったのは少し遅れて10時半ごろだった。イベントスペースへ行くとバニラビーンズが歌っていた。僕はバニビのレナちゃんをツイッターでフォローしており、その自撮り画像を時おり眺めていたわけだが、実際に目にすると…あー、マジでかわいい!そしてスタイル良すぎ!

実は、バニビはかなり前から知っているアイドルで、ポストPerfumeなんて言われていた初期の頃に、その良質ポップス楽曲で気になっている存在だった。ライブもガツガツしているところが全くなくて、本人たちが言うところの「北欧の風」が漂っていた。「アイドル戦国時代」から完全に距離を置いているかのような、その佇まいは、やはり印象に残る。

イベントスペースは小さなステージで、照明は蛍光灯というスペックなので、ライブハウスとは比べるべくもないが、それにしてもステージが近い!近すぎる!ステージ前方はベンチが並べられ、お客さんはそこに座っているので、後方に立っているだけでも、よく見えるのだ。これは楽しみ!

ゆるめるモ!は、今回あのちゃんが体調不良により欠場となり、5人でのステージだった。ステージ横で掛け声をしているのが聞こえる!そして歌い始めたのは「逃げろ!」だ盛り上がる!あっと、もねちゃんが膝を押さえてうずくまった(ように見えた)ぞ…大丈夫かな…でもその後すぐに復活!それにしても、近い! こんなに近くで見られるなんて!お客さんもかなり盛り上がっている!
…そして退場。え、1曲だけ!?まあこういう場所では仕方ないかなぁ。まあでもあと2回あるし、これは絶対見届けないと…

次はPOP(ピーオーピー)、「ぶ~~ん!」とボートのマネをしながら入場! 僕がPOPをライブを初めて観たのは昨年9月の「夏の魔物」でのことだった。その時カミヤサキは活動休止していたため4人だけだったが、キレキレのダンスとアグレッシブなステージは見事なものだった。そして今回、やっとサキちゃん復帰後のステージを観たのだった。元気だ。弾けるような元気あふれるステージング!キレのあるダンスがカッコ良かった。

さて、ライブの間は長く、その間に物販やら得点会やらがステージ横で行われている。ゆるめるモ!の人気はすさまじく、物販に長蛇の列が並んでいた。メンバーに接触する千載一遇のチャンスを逃してはならない…!と、僕も物販に並んだ。え、何が売ってんの?レギュレーションはどうなってんの!!?と、新規オタの自分は最初不安だった…が、様子が分かり、接触を試みるべくチェキ券を入手した。もねちゃんと、ようなぴちゃん。サイン入り。緊張するが、ここまで来たら行くしかない!と自分に言い聞かせながら。

ゆっふぃーこと寺嶋由芙のステージは、物販列に並びながら眺める形となった。僕はこれまでに2度彼女のステージを観る機会があった。優れた楽曲とオタク掌握術(?)を兼ね備えた彼女の王道アイドルスタイルは、観る価値があると思っていた。笑顔あふれるステージング、そして「ゆふぃすと」と呼ばれるオタクのコールが、まさにアイドル現場という感だった。特に、「ゆっふぃーMIX」とでも呼ぶのだろうか?「ゆっふぃー、ゆっふぃー、ゆっふぃー、ゆっふぃー、ゆっふぃー、ゆっふぃー、ゆっふぃー!」というアレには度肝を抜かれた…

会場を見回していたら、気づいたらもねちゃんのチェキ列に多くの人が並んでいた。あっとこれはマズい!と列に並んだ。が…僕の前の方のところでチェキ会終了! 

ああ何ということだ…特典会スケジュールをちゃんとチェックして早めに行動すべきだった…!と、猛烈な後悔に襲われる。そう…これがアイドル現場という名の戦場の現実!過酷だぜ…

気を取り直して、ゆるめるモ!2ndステージ。会場には、メンバーのコスをした女の子もちらほら、多くのゆるオタさんが集結している。また、Especiaのパーカーを来た人、BiSHのアルバムを連れに渡している人、BILLIE IDLEのジャケットを着ている人、黄色のでんぱ組.incのパーカーを着た明らかに成瀬瑛美推しの人、ももクロのハッピを着たモノノフ…まで、会場にいた。だいたい、僕の好みに近いファンの人が多く集まっているようだった。

確か「1!2!かんふー!」と「転がれ!」を演ってくれたかな。「転がれ!」は好きな曲だったのでうれしかった。僕の隣のようなぴ推しの方は力の限りコールしていて、その横にきた物見遊山のおじさんが驚いた表情でその様子を見ていた。「しーふぉん!」「さささ!」コールが楽しい。ステージを眺めながら、ゆるオタさんが超盛り上がってるのに混じるのが楽しかった。

もねちゃんとのチェキは撮り逃したが、なぴちゃんとのチェキを撮らずして帰るわけにはいかない。今度は念入りに時間をチェックし、列にならび…ようなぴちゃんと初めての「2ショットチェキ」撮影に成功。「12月のワンマン行ってからがっつりファンになっちゃって…山梨から来ました…ライブ楽しかったです…」と、あたふたして話したので、ちゃんと伝わったかなぁ…緊張してたからなぁ…「山梨?富士山のあるところ?」「富士山よりももっと北のところですね僕は…」って会話したことを覚えている。チェキを渡され「わー、ありがとう!」と、あいさつしてその場を後に。仕上がった写真、ちゃんと目を開けていたぞ!(昨年12月のワンマン時に撮った全チェキで、僕は目を閉じるという失態を犯してしまったので…)

ゆるめるモ!3rdステージは最高に盛り上がった。真冬なのに「なつ おん ぶるー」かよ!という楽しさもあったり。ゆるオタガチ勢は円陣を組んでMIXを打つ! ファンの女の子がもねちゃんに「活動3周年おめでとう」の花束を渡す!最後にオタはゴムボートに乗ったヤツをリフトし、その周りをサークルモッシュ!それに僕も加わってしまった。

ライブは、あのちゃんの不在を他メンバーが埋める形だったので「IDアイドル」で歌においてミスが目立ったものの、それ以外は元気で楽しいダンスと真っ直ぐな歌を聴かせてくれた。こんなに近くで、しかもしっかり観られる機会は、そうそうないだろう。本当に楽しかった…。

さて、POPのアルバムは入手していなかったが、気になっていた。今日のライブを観て、これは音源を買おうかな、と思っていた。フルアルバムを買うと、握手券1枚とチェキ券2枚がついてくる!これは、この機会に…行くしかないだろ!とアルバムをGET。チェキ列に並び、どうしようと考えたが、カミヤサキとイヌカイマアヤに撮ってもらうことに決めた。ド新規なので、推しメンはいない。元研究員(BiSファン)なので、サキちゃんは外せなかったが、なぜイヌカイちゃんなのか?その理由は、その日「アイドルフェスに来てる」とツイッターでつぶやいたら、イヌカイマアヤちゃんが「いいね!」してきたから…だった。

たいてい、チェキ会においてオタクはアイドルさんにポーズを要求できる。しかしドルオタ初心者の僕は、こういうポーズがしたい!というのを用意しておらず、その場になってあたふたしてしまうのである。思い付きで、サキちゃんとは、拳をにぎって「がんばるぞー」ポーズにすることにした。ら、サキちゃんは腕を組んできた!あわわわ…でも健全で楽しかったよ!そしてイヌカイちゃんとのチェキではアタフタしてしまって笑われてしまった!結局ピースサインにしたら、イヌカイちゃんはぐいっと身を寄せて写真に納まってくれた。出来上がったチェキを見ると、まるで恋人との写真のようだった。 こっ…これがアイドルか!恐ろしいぜ!

ちなみにゆっふぃー寺嶋由芙と接触できないものかと考えていたが、上記のように他スケジュールを優先したので、あきらめた。(すいません…)いつか接触したときは、「またぜひ山梨にライブに来てください!」って言いたいと思ってるんだ…

イベントの最後にはプレゼント抽選会があり、レースを当てた人の中から抽選で出演者全員のサイン入り色紙が当たるのだった。僕は1位を当てたのでチャンスがあったのだが…残念ながら落選。ステージの上では、もねちゃんがとても寒そうにしていた。大丈夫かな…。小柄なしふぉんちゃんは、隣に経っているバニラビーンズのレナ嬢を見上げていて、その様子はちょっと可笑しかった。

最後に、出演者それぞれからのコメントが。モ!からはようなぴちゃんが代表。今回、未成年のちーぼう以外は実際に舟券を購入し賭けてみたが、しふぉんだけが勝った!とのこと。この場にあわせてちゃんと競艇をPR、見事に務めを果たしていた。



前日BiSHのライブ、そして翌日アイドルイベント、という…我ながらすっかりハマってしまっているなアイドルに…というプチ遠征だった。が、こういう小規模なイベントならではの良さ、すなわち近いステージと時間長めの接触…を体感できて、とても楽しかった。そう言えば、モ!のもね&しふぉんは、会場の自販機で普通にジュースを買ってたぞ!そんなアットホームな感じは、大会場でのライブでは味わえないものだ。

多摩川競艇場でのアイドルフェスは、今回で17回目を数えるという。今後もチェックしない手はないだろう。

最後に…今回のライブ、1月下旬という真冬の時期で、雪こそ降らなかったものの相当寒く、会場は屋外だった。みんな寒そうにしてたあ…。出演したアイドルの皆さん、本当にお疲れさまでした…そしてありがとう!