なんだか不思議な気分。
別に自分の作品なわけでもないのになぜか緊張。笑
たくさんの方にご覧いただきたい!
さてさて、
26(土)と27(日)は衣裳の一つ、津軽メイド珈琲店のユニフォームを展示いたしますよー
当店で展示するのは主人公いとの先輩、ともちゃんを演じた横田真悠さんの衣裳でございます。
横田さんといえば、
先日、イッテQ!の新出川ガールに抜擢され話題になったばかりですよね。
横田さん演じるともちゃんは、
劇中で、さちこさんとは違った厳しさと優しさでいとの成長を手助けしています。
ということで、
いとのユニフォームはいま東京かな?
さちこさんのユニフォームはおそらく県内の劇場さんを回っているのではないかと。
で、当店にはともちゃんのユニフォームという感じ。
二日間だけですが、ぜひ間近でご覧いただきたいなと思っております。
で、
展示するにあたってスタイリストの藪野麻矢さんから色々と教えていただきました!
以下、ほぼそのまま掲載。
衣裳の特徴ですが、
3人に細かな違いはないのですが、
大きな特徴はスカートの着丈に個人差があることです。
これには「みんなが好きな着こなしで着ればいいんだよ。」というメッセージがこめられています。
そのなかでも横田さん演じる智美は最も短く、
撮影中はなかにペチコートを着てふんわり可愛らしいフォルムになるようにしていました。
駒井さん演じる、いとの着丈が最も長くなっています。新人さんらしさがそれによってより演出されていたかなと思います。
黒川さん演じる幸子は膝下で、ベテランの着こなしです。
あとは、
衣裳を作る際にそれぞれ仮縫い状態でフィッティングさせていただき、ご本人の身長にも合うように作っています。
ご本人の身長に合わせて作ったものが物語の登場人物のキャラクターにもフィットしたことで、より人物像が表現できる衣裳になったかなと感じています。
藪野さま、お忙しい中ありがとうございました!!
同じように見えて細やかな部分が違う。
そして、それを着こなす人によって同じデザインなのに違って見える。素晴らしいです。
これから色んなところで、
いとやさちこさんのユニフォームを目にすることがあると思いますが、ぜひ違いに注目しながらご覧いただければと思います。
あ、藪野さんからこんなメッセージもいただいております。
素敵に展示していただけると嬉しいです(^^)
おじさん、頑張ります!笑
そういえば…
衣裳に関する気になるエピソードもご紹介。
とある場所で「いとみち」の話になったのですが、
その方が、
「ライオンのセーター、子供の頃着てたのと同じ柄なんですよね」
って教えてくれまして…
ライオンのセーターって、
いととばっちゃが三味線演奏してる場面のやつ(スチールも公開されてます)で、先日公開された藪野さんと横浜監督のインタビュー記事にもこのセーターの話題が掲載されてました。
記事によると、あのセーターはいとの母のもので、ばっちゃが取っておいたものをいとが着ているという裏設定があるとのこと。
奥深い。
泣けてくる。
衣裳も物語を語っている。
藪野さんに聞いたところ、
あのセーターは古着屋さんで購入したものだということで…
あるよ!
ありますよ!!
あなた様が着ていたセーターなのかもしれませんよ!
という、
奇跡を信じたくなるいい話。
さぁ、全国のみなさま、ぜひ映画「いとみち」をご覧下さい。
津軽弁がガチなので分からない部分があるかもしれませんが、感じて下さい。
演者さんの醸し出す空気感、
美術が醸し出す空気感、
照明が醸し出す空気感、
衣裳が醸し出す空気感、
料理が醸し出す空気感、
見事な映像が映し出す人間模様、そして、青森の景色を感じて下さい。
どうしても分からないという方は、ぜひパンフレットをご購入下さい。完成台本がバシッと掲載されておりますゆえ。
映画「いとみち」からはじまる道、ここからがスタートです。
もっとみなさんとお話をさせていただけば良かった…
カフェ・ムーランルージュ
ちぇん