4月末に受けたモートン病手術の時に摘出した
神経腫の病理結果を聞きに病院に行った。

結果・・・良性。

ま、モートン神経腫って良性って言われるから
特に心配はなかったんですが、
「シロ」「クロ」はっきりさせたい性格の私としては
これでやっとスッキリしたってところ


で、今の私の足の状態。

1.痛み
抜糸後、動きの制限がなくなったこともあったけど
動ける分、足には負担がかかるようで、痛みはあった。
で、この1週間程度で、その痛みがかな~り軽くなり
普通に歩いたり、軽くジャンプしたり、爪先立ちしても
今は痛くなくなった。
つらかった階段の上り下りも今は難なく。
傷そのものの痛みはナシ。
でも傷の部分を圧迫すると痛みは少し。


2.痺れ
正座など、手術した部分を圧迫すると、以前より
強い痺れを感じる。
その状態で歩くと、意外と気持ちが悪い。
最近気づいたが、エレクトーンを素足で弾くと
ベースを踏むごとにしびれがジンジンと。
素足でエレクトーンは弾けなくなったみたい。

3.歩き方
手術前は2-3趾付け根に体重をかけないように
足の外側に体重を乗せて歩いていたが
今は痛みがないため、足の内側(1-3趾あたり)に
体重をかけて(つまり普通の歩き方)歩いている。
歩く姿を正面から鏡で見ると、その違いは一目瞭然。
膝の動きも前後にスムーズで、俗に言う「モデル歩き」のような
一本のラインの上を歩くような歩き方ができるようになった。
頭からつま先まで、まっすぐにスジが入ったようで気持ちが良い。


4.メンタル
ストレスの波はあるが、とにかく快適な毎日。
今まで痛みのせいで行動制限はもちろん
履く靴、それにあわせて服も選びやすくなり
改めて「痛み」がどれだけ生活の質を落としていたか実感。



診察室で、足の状況を説明しながら診て頂いて
執刀医の先生が一言。

「大成功っ!」


・・・だそうで

術後7週間でここまで回復するのは良い経過をたどっているとのこと。
やったね


私もうれしかったけど、先生も隣の診察室にいる先生を呼んできて
私の足の状況を説明してたくらい。
その先生も私の足のことはいろいろと入院中、気にかけてくださっていたのよね。


その先生と話していた時、先生が言った。
「やっぱり手術はした方がいいのかなぁ~」って。
私がとても良くなったことを見て、のことだけど
「私はやってもらって良かったと思ってます」と言ったら
「医者はモートンの手術は消極的になるでしょ」
「それはどうして?」
「やっぱり神経切っちゃうからだよ。その後がどうなるか
 わからない部分があるでしょ? 
 切る前より悪くなったって人もいるし」
「それってどれくらいの人が?」
「うーん・・・手術自体多くないから数では言えないけど・・・」

すると執刀医の先生がやってきて言う。
「僕は高い効果がある手術しかしないよ」って。

お2人の先生の話を聞いて、ちょっと考えた。
結局は・・・。
手術の成功って何を言うのか?とすれば
「患者の満足度」の問題?

モートンの手術は神経切除だからどうやったって
神経麻痺が残るわけで、それをどう受け止めるかは
患者の意識の問題であって(もちろんひどく残る人もいるかもしれないが)
それは個人差が大きい。
たとえば、私以外のエレクトーン弾きのモートン病患者がいて
手術をして私のようにベース踏むたび痺れがジンジン、
素足じゃ弾けない、となった場合。

私の場合は「素足じゃ無理、靴を履けばいい」と思うが
もしかしたら「素足じゃ弾けない、困ったどうしよう・・・」と
思う人だっているかもしれない。

そういう差じゃないかと。

私は精神的に追い詰められるまで手術を我慢したから
あっさりと手術に至った人とは精神的に違う。
治療に対し「やり尽くした」感があるからこそ、
今の満足度につながっていることは確かなこと。


手術については、私は↑に書いたとおり、満足している。
だからといって、モートンの人にあっさりと手術を勧めるつもりはない。
が、あらゆる治療をやっても効果がなく、もう後がない、
どうしようもない、というところまで来た時に
最後の手段として手術を選択することをお勧めする。


さて、今後のこのブログだが・・・。
次の通院予約は1年後。

その時にまたアップする。

・・・っていうんじゃなくて
今まで経過報告的に書いてきたけど
今まで書かないでいた私のメンタル的なことや
病気に対する取り組みの姿勢、その昔のこと、など
いろいろと書いていきたいと思ってる。

ってことで!
今後ともどうぞよろしくっす!