こんにちは。
カラーコンサルタントの中井美香です。
プロフィールはこちらから。
「私って色のセンスがないんですよね」
時々そんな風におっしゃる方もいるのですが
色づかいはセンスがなくても
”知識があれば”カバーできます。
例えばこんなオシャレなインテリア
グリーンの壁×オレンジのランプがなんとも素敵です。
こんなインテリアカラーを考えられるなんて
相当なセンスの持ち主!
私には思いつきそうもないけど・・・・
と、思う必要はありません
実は配色の計算式が頭に入っていれば
この色合わせは誰でも導き出せるんです。
具体的な手順を説明しますね。
まず「色相環」という輪があるのでこれを使います。
写真で使われている色を
この輪に落とし込むとこうなります
次にこの輪の中で
使われている色同志の距離をみます。
こちらの2色は無茶苦茶離れている
こんな風に色同志の距離が離れていると
コントラストがはっきりしつつも
違和感のない配色がつくれます♡
専門的(?)に言うと
この色合わせを対照色相配色といいます。
こんな風に
色合わせはこの色相環を使うと
センスがなくても
バッチリの色を組合わせられる様になるんですよね。
なのでセンスに自信がなければ知識をつけよ!です。
あ、ちなみに私も知識でカバー派ですし・・・
こんな風に色の知識を身に着けておくと
日常の様々な場面で
いわゆる”センスのいい色づかい”をすることが
できるようになるんですよね。
ただ、
インテリアのカラーコーデを上手にしたい!とか
洋服の色使いを上達させたい!とか
そんな場合に
「配色ルール」だけ学べばいいかと思いがちですが
いきなり「配色ルール」だけを学んでも
なかなか難しいことが多くて
結局、理解するのに時間がかかります。
なので色の学びに関しては
必ず基礎知識から学んだ方がいい!
特に「色の3属性」という概念。
(これは色には、色相、明度、彩度という
3つの性質がありますよーという話)
言葉が固いので
もうこの文字を見ただけで
画面を閉じたくなるお気持ち
よーく分かります
だけどはっきり言って
おぼろげにでも
ここを理解してから進まないと
その先に進むのが大変。
逆にここが理解できれば
後は比較的簡単になります。
つまり色の学びには
順番がとても大切ということです。
で、この色の基礎知識を順番に学ぶのにおすすめなのが
「色の検定試験」を受けてみること。
色の検定試験も色々あるのですが
まず最初におすすめのがAFTの「色彩検定」
こちらは一番受験者が多くて
メジャーな試験であることと
あと文部科学省後援ということで、
唯一の公的な色の資格なんですよね。
また扱われているテーマも
小難しい色彩学だけでなく
ファッションの色合わせや
インテリアコーディネートなど
身近なテーマに落とし込まれているので
とても実用性があることも。
こちらはテキストも秀悦で
色の基礎知識が総合的に身に着く構成なのが押しポイント
試験を受けずにテキスト読むだけでも価値ありです。
ちなみに我が家の娘も
今年の春にこの色彩検定の3級を受験し合格。
冬季の試験では2級に挑戦する様です。
娘が3級の試験勉強にかけた時間を聞いてみると
「1週間で余裕」だそうです
私の感覚的には
1週間は盛りすぎで
もう少し時間が必要かと思いますが
色に少しでも興味をお持ちの方は
その勉強時間も楽しめる内容になっていると思います。
今回娘が2級を受験する理由は
就活のエントリーシートに書きたいからとのこと
基礎的な3級よりも
やや専門性のあがった2級の方がいいという
個人の判断の様です。
「じゃ1級受ければいいのに」と
母は思うわけですが
「そこまでの専門性は不要」とのことらしいです。
確かに1級は
内容がぐっと専門的になって
物理とか工学とかの世界に入る部分もあります。
あと、実技試験もありますしねー
確かにお仕事をする人向けの内容ではあります。
なのでカラーリストさんにはおすすめ!
というか、
「1級は取得しといた方がいいですよ」と
実際に会った方には力説してるんですけどね
さてさて色彩検定は
2024年度の冬期検定が11月10日に開催されます。
今回は1~3級とUC級すべてが対象です。
1級は年に1回したチャンスがないので
カラーリストさんもぜひぜひに。
受験の申し込みは8/~10/3まで。
気になった方は急いでー。です。
あ、ちなみに私も
色彩検定協会の認定講師で
「色彩検定2・3級対策講座」を開催してます✨
・独学は不安
・何から手をつけたらいいか分からない
・検定対策と同時に、色の基礎をしっかり身に着けたい
そんな方はぜひぜひに。
色の勉強は、正直、
本を読むだけでは身に付きにくいです。
本に書かれていることが
どんな風に実生活に結びついているのか
そこを身近な事例で府に落とすことで初めて「色の力」になります。
講座ではそこを重視しています。
もちろん、効率的な試験勉強の仕方なども伝えますが
大切なのは試験に合格するという短期の目的ではなく
色を使いこなすという「長期の目標」だと思っているので。
さぁ一緒に学びんでいきましょう(^_-)-☆