観てきました。
「君の名は。」
すごい人気ですね。
私が観たのは21時半からのレイトショーだったんですけど、もう満員で座席もギリ取れた感じでした。
こんなに混んでるレイトショーは「千と千尋の神隠し」以来かなぁ。
今週末で興行収入60億を超える勢いということみたいで、新海監督の大出世作になりましたね。
新海監督といえば、これまでもその美しいこだわりの背景、音楽に合わせてたたみこんでくるような演出、詩的なセリフなどである程度は有名でしたが、この映画で完全にブレイクしましたね。
ちなみに自分の新海作品の評価はこんな感じです。
「ほしのこえ」
(後輩が買ってきたDVDを観ながら)
まじ!?まじで一人で作ったの?
うはぁ~。俺と同年代で良くやりますなあ。
最後の盛り上がりは感動すますた!
でもキャラの絵は好みじゃないなぁ。
それにしてもすげえなぁ…。
「雲のむこう、約束の場所」
あー、せつない。
せつなくて良い話だなー。
でも長い。ちょっと途中で意識飛んだ。
「秒速5センチメートル」
(号泣しながら)
これは俺の物語だ…!
「星を追うこども」
ん…!?
物語の入り方が雑というか、こいつもう死ぬの??
全体的に一人二人、登場人物いらなくない?
テーマや世界観はグッときちゃうし、結局最後まで観ると好きなので、結局何度も観ちゃうね。
「言の葉の庭」
エロい!
スゴイ好きな作品だけど、短い!
エロ短い!
という感じでかなり好きな監督だったのですが
映画を観た感想が、なぜか若干上から目線という。
これは「ほしのこえ」で監督が(ほぼ)一人で作ったと聞いた時に
すごいけど…、これはどうにもならない監督じゃないのかな…
俺はわかるけど、これ一般的には売れないんじゃないかな…
と、焔 燃(ホノオモユル)のようなスタンスで作品を観ていたからなのです。
で、この「君の名は。」で大ブレイク。
そうです。
私は「新海誠監督の作品を上から目線で批評しつつ、自分では何も成し遂げてない先生」なんです!
とまあそんな話はどうでも良いですね。
とにかく新海監督をリスペクトし直しながら、作品の感想を書いてみようと思います。
ちょっとだけネタバレしてますよー。
あと書きたいことが多すぎてまとめられてないですよ!
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君の名は。あらすじ
千年振りに彗星が地球に近付く年のこと、田舎に住む高校生の少女、宮水三葉はある日夢の中で東京の高校生、立花瀧と体が入れ替わってしまいます。
最初は不思議な夢くらいに思っていた二人ですが、回りの人たちの反応を見ると、どうやら本当に入れ替わっているらしいと気付いた二人。
スマートフォンに日記をつけて、お互いの入れ替わった時の状況を伝えあうなど、ルールを決めて、この入れ替わり生活をとまどいつつも楽しみます。
入れ替わりを重ねるうちにお互いの事が気になってくる二人でしたが、彗星が最も地球に近付いた日を境に、入れ替わりが起こらなくなってしまいます。
三葉の事が気になる東京の瀧は、入れ替わりの時に見た風景を絵に起こし、それを頼りに三葉を探そうと旅に出るのですが、驚くべき事実を知ることになるのです~。
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スタジオジブリの作品の興行収入ランキングを見ても分かるとおり、興行成績で映画作品の内容の善し悪しが決まる訳ではないですが、この「君の名は。」は本当に素晴らしい映画だと思いました。
個人的には新海監督の最高傑作であり、アニメ映画史に残る名作じゃないのかと思っています。

ポスターの絵を見ながら描いてて思ったんだけど、二人とも鞄もってるようなポーズなんですよね。
なんか手ぶらにした意図があるのかしらん。
観たのはもう一週間くらい前になるんですけどね。
いまだに頭の中に主題歌やら、映画の中のセリフやら音楽が浮かんで来ては涙ぐむ生活をおくっていて
完全にやられてしまった派といえるでしょう。
早く2回目を観たいのですが、こんな時に限って仕事が忙しいという…。
更に「スーサイド・スクワット」も猛烈に観たいし、「Xメン アポカリプス」もまだ観てないしという体たらく。
早くBlue-ray欲しいなー。
まず出てくるキャラクターが魅力的で愛しやすいバランスの造形でした。
例えば東京のイケメン高校生の瀧。
、友達とカフェに行くとか言ってまして
なんと!東京の男の子は友達とカフェにいくんかい!?
おしゃれリア充どもめ!
北海道の田舎で学生ラーメン食べていたわしには理解できんわい、と心配していたのですが、いやいや大丈夫。
その後色々と見ていると設定が「建築物愛好家の高校生」ということ分かり、私のようなおしゃれなカフェとは無縁の高校生活を送っていきたなおっさんでも「なるほど~最新のカフェを研究ですか。
いやいやおしゃれだと思っていましたが、どちらかといえばオタク的な行動ですな。
つまり私と同類という事になりますな。いやいや、建築物研究ですか。感心感心」と思わせることに成功していました。
おしゃれなカフェに通わせつつ、マニアな要素を持つというバランスが非常に良かったと思いましたた。
そして劇中の演出にメリハリがあって、その一つ一つが非常に高いクオリティになっているなと感じました。
例えば序盤、高校生男女の入れ替わりが起こって、入れ替わり生活が続くのですが、そこを軽快な音楽に合わせてテンポ良く描いていくのですが、ここが良い!
男女の入れ替わりといえばね。特に高校生ならば相当生生しいことがあると思うのですが、そういう部分は軽快な演出で気にならないようにサラッと進めます。
高校生男子は元気いっぱいですから、当然朝イチのトイレで三葉が「どうしてエレクチオンしてるのお~!」と叫びながら便器をビシャビシャに汚すシーンなどもあると思うのですが、そういう部分はカットする英断。
これは非常に良い判断だったと思います。
しっとりとした演出も冴えます。
三葉となった瀧がご神体に行く道中、美しい背景をバックにおばあちゃんが超組紐理論を語るシーンなどは胸に迫ってくるような見せ方をしていました。
当然音楽と映像がしっかりとあっていて、観ているものの心を揺さぶります。
音楽と映像がシンクロするシーンといえば、ネタバレになってしまうのですが
物語のクライマックスです。
簡単な流れは以下のような感じ。
・二人が初めて出会う。
・お互い名前を忘れないように(入れ替わっているのはお互いの夢の中のようなものなので、入れ替わり が終わると色々と忘れていく、という設定)お互いの手のひらに名前を書く。
・唐突に別れちゃう(離れちゃう)。
・三葉が行動を起こすために走る。
・転ぶ。
・手のひらを見る。
・元気が出て立ちあがり、また走る。
ここの演出は最高だった…!
自分だったら、唐突に別れがくる、ショックを受ける、手のひらを見て元気をだす、行動を起こす、という流れにしたと思います。
そこにあえて、まず走って転ぶという動作を加えたことで、再度立ちあがった三葉を見た時の盛り上がりが半端なくなってました。
転びかたも相当ヤバかったですし。
そしてこの時かかる、たしか「スパークル」という歌だったと思うのですが、その歌のメロディ、歌詞のシンクロがもう素晴らしいです。
「運命とか未来とかって言葉が、どれだけ手を伸ばそうと届かない場所で、僕らは恋をする」って、このサビの部分がかかるシーンの爆発力はすさまじいですよ!
監督、新海誠の演出力の凄さをまざまざと見せつけられました。;
正直RADWIMPS(今回の劇伴担当)なんて、いかにもこだわりがあって、使い辛そうなイメージじゃないですか。(自分の勝手なイメージですが)
そのようなバンドと音楽を詰めに詰めて完全に映画と一体化させる脅威のコミュニケーション能力。
自分の声でビデオコンテを作成し、声優さん(みな素晴らしい演技でした)にイメージを伝えるプレゼン能力。
3年間作品に向かい続けても元気いっぱいの健康管理能力。
そして作品に対する熱意!
本当に新海監督尊敬しますよ!
これからも新海作品を追い続けていきたいなぁと強く、強くおもった作品でした!
↓小説も面白かったです。
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