みなさんこんにちは。何かとお忙しいと思いますが、品質と運転は安全対応をお願いします!

さて、本日は原料の品質規格のお話です。品質規格とは原料メーカーが製品ごとに定める品質項目とその管理幅の事を意味します。
それを書面にしたのが原料品質規格書です。

顧客である食品メーカーはそれを見て製品設計、レシピ開発、製造ラインへの落とし込みなどを行います。
うまく製品が作れればその原料の品質規格に合意して、原料品質規格書を取り交わし、めでたく取引開始となります。

しかし、G県のとある調味料屋の開発担当が訳のわからない事を言い出したのです。
『おたく、この原料品質規格は5から10だけど、うちは6のロットしか使わない!!』

what's??????
もう気が狂ってるとしか言いようがありません。 
齢60近い開発担当が原料品質規格書が読めないのでしょうか?
この事件でG県の片田舎にある工場まで3回も呼び出されて、『何で6のロット以外を収めるんだ!!』とか怒られた記憶があります(笑)
挙句の果てにこの会社の購買役員や品質保証の課長さんまで出てきてお祭り状態になったのを鮮明に覚えています。
二時間祭りに耐えた自分を褒めてやりたいです。

みなさん、品質規格の意味、品質規格書の意味を理解していない顧客とは取引を中止しましょう。
お互い不幸になるだけです。

それでは、鮨を食べに銀座に行ってきます。

では、もぐもぐ(鮨)