先月末のニュース
新幹線で大阪方面から帰ってくる時、突然現れる方舟
地元民は誰もがご存知のこの施設
他県民でも存在だけは知っていると思うこの施設
三洋電機が岐阜の工場に建設した
大型の太陽光発電施設
『ソーラーアーク』
2001年に完成して以降、
地元のシンボル的な存在でした
全長315m、高さ37.1m
5046枚の太陽光発電パネルが設置してあります
当時、太陽光発電パネルで
三洋電機はリードしていました
ドクターイエローの撮影ポイントだったりする方舟
パナソニックに吸収されSANYOのロゴが消えても
Panasonicのロゴに代わり
夜は暫くは電飾も光っていたのに…
いつしかそれも無くなり、
その北側にあった岐阜事業所も
東隣にあった社員寮も取り壊され…
いよいよ
このシンボルである
方舟も解体されるそうです
私個人の話しにはなりますが…
20数年前、結婚するにあたり
家を建てる土地を巡って
ここ安八町の不動産屋も回りました。
安八町の土地を探しているというと
不動産屋は開口一番
「三洋電機の社員？」
…と言われた。
三洋電機に通うから安八町の土地を探しているのか
三洋電機社員なら特別なローンが組めるのか
三洋電機なら大手なので良客なのか
…その問いの真意は分からなかったけれど
当時は三洋電機は
地元でも憧れの就職先
だったと思います。
かつて三洋電機に働いていた友人は
九州への転勤を断り離職・転職しました。
土地を売却して今度はここに何が建つのかな？
新幹線の駅にも近く
名神高速の岐阜羽島IC、
安八スマートICも近いので
立地は良いと思うのですが…
出来れば(自分の町じゃないから何とでも言える
)
安八町が買い取って
この建物は残して欲しいとは思いますが
それも難しいのでしょうね
そもそもあの太陽光発電パネル、
出力不足のパネルの回収品で作ったとも言われていて
当初は負の遺産とか墓標…
…なんて陰口叩かれていたけれど
10年もすればすっかり地元のシンボルになって
20年も経った今ではそれが当たり前の風景に
解体されちゃうと寂しいですね