慶応二年(1866)に龍馬さんが京都奉行所の役人に襲撃を受けた時、お龍のとっさの機転と護衛の三吉慎蔵さんの槍の活躍と高杉晋作さんより貰ったピストルのおかげで何とか逃げる事が出来ました
寺田屋から屋根を使って逃走した龍馬さん達は、川沿いの木材屋に隠れます。役人から逃げ切れないと思った三吉さんは切腹をしようとしますがそれを止て、薩摩藩邸へ行くように指示を出します。
龍馬さんは役人との応戦の際に、左手の指を負傷してしまった為出血がひどく、この場に残りました。
龍馬さんに危険を知らせた後、薩摩藩邸へ知らせに走ったお龍と、三吉慎蔵さんの報告によって龍馬は、薩摩藩士に救出されます
これが龍馬さんの関わった方の寺田屋事件の顛末ですが、その龍馬さんの隠れた材木小屋跡付近に石碑があります。
寺田屋から北西に徒歩で七、八分のところ、濠川にかかる大手橋の西詰にこの石碑はあります。
その説明文には実際にはこの石碑から南東の川岸にその材木小屋があったとされていました。
ここから南東を望むと…
酒蔵や倉庫が立ち並んでいます。
指を斬られた龍馬さん。襲撃にあったのは新暦では三月八日。夜はまだ寒かったでしょう…
この濠川の上流に薩摩藩邸があり、そこから救出の船が出ました。
よかったよかった…。
この後、中書島駅に向かう為にまた来た道を戻ります
効率の悪い順路ですがどうしても寺田屋材木小屋跡の順番の方がしっくりきますからね。
駅に向かうまで、伏見の綺麗な景色を見ながらの散策です。
京都らしい通り。
今は遊覧船となっている十石舟。
周りの木々もすっかり色付いて。秋色です。
中書島駅から北上して四条まで…。
この電車の中で気付くんです龍馬館によって絵葉書を買う事をすっかり忘れていた事に…
…つづく。