なぜかというと去年のお盆、海難事故がとても多くてびっくりした。
お盆の期間だけ集中して多かった。
いつも来ているこの海岸でも。
もちろんお盆は人がたくさんハメを外してくるからそういう関係があるのだと思うけど
去年のお盆に「来年のお盆は絶対海に行くのやめよ〜」とわたしの危機管理、防衛本能が働いた。
黄色い丸にへっぴり腰なちょっちゃん。
危機管理といえば先日姫野先生にお会いした時に(姫野先生エピソードありすぎている笑)
「さずかテリアだから急所をちゃんと狙ってくるね!」と言われてそこに気がつくなんてこちらこそさすがです〜と思った。
ちょっとももっとも おもちゃ遊びをしていれば親指の爪を狙ってきたり
人と戯れているときにはつい耳や目、首もとなど急所をめがけてしまう。
もちろん噛んだりはせず舐めるだけにしてくれるけど幾分力が強いので普通に当たれば小さな力でも痛い急所なので痛いと思う。
嬉しい時も、そうでないときも、興奮するとそう。
理性が働いているうちはきちんと力加減や自分の口が当たる場所のセーブをかけてくれるけど 本能が勝ってくれば人の急所をきちんと狙う。
なので遊びがはげしくなってきたときにはこちらがおもちゃをもつ位置を気をつけたり
興奮しているときは立ったまま接したり時にはきちんと止めてあげたりして遊ぶ。
実は意外とプロの方ほど親切なので
お会いした時に興奮させやすく立ち上がる二人を見て座ってくれる。
そうすると二人は急所がたくさん近づくのでヒートアップする。
他の犬種への接し方と、テリアの本能を刺激する行動と..気をつけたいところ。
反対に、二人が会っても興奮したり立ち上がったりせずに静かに穏やかに喜べる人もいる。
テリアの扱いに慣れている人。
まず犬にさりげなく意識をむけるのがとてもうまい。
気にしてない様で気にしてる。
テリアのスイッチをいれる自分の振る舞いを熟知しているし、スピードに乗ったスポーツカーのようになかなか止まらなくなることも知っているので
二人のスイッチを入れることなく静かに仲良くなる。
もしスイッチを入れてしまっても離れたり、かまうことをやめたり、興味を完全に犬から離してきちんと止めてくれる。
興奮しすぎたときには抑制してあげないとなかなか自分でとまりきれないのが本能な子たち。
狩りをするときには理性なんてぶっ飛んでないとできないだろうしね。
中にはどんな人がきても興奮スイッチが入らないように躾をした方がよいという方もいると思う。
それも一つの優しさだと思うし、そういう方針も全然あり。
ただ、わたしの知っているテリアの子は そうして本能を理性でカバーするようになって交配ができなくなったことがあった。
ヒート中の女子を前にしても全く興味を持たなくて未去勢の雄がそんな状態になることある?!とその場にいた犬のプロたちみんなが驚いた。
どちらが良い悪い話ではなく、我が家の子たちはなるべく本能は本能で満たす方が楽そうなので
人がほんの少しふるまいを気をつければ良いだけならそれでいいかな、と今は思っているところ。
なにより実は 人側の良い勉強になるとも思っていたりする。
ちょっとともっとと会う回数を重ねるうちにテリアへのご挨拶が上手になる人が多数いらっしゃるので。
日本の今の犬が優しいだけ。
同じ接し方をしていたらもし本気のテリアだったら今頃自分の体の一部分がないかもね、なんてこともザラにあるのでたまにひやっとするような触れ合い方をされると平常心を保ちながら心臓が止まりそうになっている。