本日も新しいご家族とのご縁を繋ぐきっかけのお手伝いをしに愛護センターへ。

新メンバーのハスキーさんと、いつものプロットハウンドさん。






初シャンプー。


夏前にできて、よかったね!

涼しくなってくれてたらいいなぁ〜。






一方.,会うたびにシャンプー慣れしていてすごいさん!




やだな〜とはまだ思ってるだろうけど、

身体の力が抜ける時もあるので少しずつ心が傾いてくれてるといいなぁと思いながら。





綺麗にするって「君は大事なんだよ」と伝えられる方法の一つだと本当に思う。


だからシャンプーが終わると、みんな自信が溢れ始める。




わたしの後ろに隠れてもじもじ。笑



でてきた!笑





二人とも、かっこいいね〜。


性格も良いし、すぐに新しいご家族が見つかりそうと思うけど やっぱり大型犬。運動量やら環境やら..そう簡単にはいかないようで


時間とお金と自分に余裕がないと、しっかり迎えいれてあげられないね、とみんなでお話ししていて


そうなるとやっぱり今の愛護センターの環境って幸せだよね、と思った。



毎日広いドッグランで好きなだけ運動できて

たくさんの職員の方に可愛がられて

お手入れもしてもらって

毎月プロにシャンプーしてもらって

美味しいご飯やおやつもあって

冷暖房つきのお部屋もあって

トレーニングもしっかりしてもらいながら

ご家族とのご縁をのんびり待つ日々。



色々な経緯があって、過去は確かに可哀想だったのかもしれない子たちだけれど

少なくともこの子たちは"今は"とても幸せそうだった。


帰り際、「またね」とつい言ってしまうほど。



本当は 次来た時には「ご家族が決まりました!」と会えないのが良いはずなのに

あまりにもここにいて幸せそうだから、つい。

また会おうね、と声かけが自然とでてしまう。




海外の保護施設にいったとき、人も犬も過去を生きていないのがとても驚きだった。


「昔は可哀想な経験をしたの、でも今はここで最高に幸せに暮らしてるのよ!そんなに幸せな子を迎えられるご家族は本当にラッキーね!このラッキーを誰が掴み取るのかしら!」というスタンスで


だからたくさんの人が気軽に足を運んでいて勉強するプログラムも積極的に受ける人がたくさんいて、どの立場の人も犬もみんな楽しそうだった。



先日、保護施設のお手伝いをしていて保護犬の見学にいらっしゃった方が お部屋で落ち着いている一頭の子を見るなり「あの子全然動かない!可哀想な思いしてきたんだね!可哀想に!」と繰り返し言っていた。



その子は、施設に慣れてきてお部屋でゆっくり落ち着けるようになった子で、毎日とっても元気に楽しく過ごしている子だった。



可哀想、はいつも正しいし

優しい人が思う、優しい気持ち。


だけど 可哀想、は

今、毎日幸せに過ごしている人と犬のことも、とたんに可哀想にしてしまう。


可哀想と言われる犬は、可哀想になる。

可哀想と言われる人は、可哀想になる。



そうしてずっと過去を生きる人のそばで時に今を生きる犬は苦しくなってしまうことがある。




愛護センターや保護施設には 可哀想な経験をした子がたくさんいると思うけれど


わたしの目の前にいる今のその子にかけるべき言葉はなんだろう、ときちんと考えて犬へ話しかけられる人でありたいな、と思います。



犬を過去に縛らないで、


言葉の力ってすごいからね。


可哀想と同じように、

可愛いね、幸せだね、と声をかけられてる子は必ず幸せになる。