ちょっとと神宮さん、浅野さんのレッスンへ。

何年も、見守ってきてくださっている方たち。


お二人との出会いはもう何年も前で
神宮さんとの出会いはわたしが初めてアメリカに行った時
パサデナのコンテスト会場に神宮さんを見つけて
駆けよって「お久しぶりです!!」と声をかけたのが初対面だった。

いいですか、みなさん。
"初対面だった。"です。笑

アメリカに行く前、神宮さんのセミナーを受けたわたしは アメリカで見かけた嬉しさあまりに
ただの一受講者にも関わらずお久しぶりです!と声をかけたのです。笑

神宮さんからしたら「誰?!」と思ったはずなのに笑

笑顔でお写真を一緒に撮ってくれて
お話もしてくれて、頑張ってねと声をかけてくれて..
それが神宮さんとの出会いでした。


浅野さんは何年か前からコンテストの後に「いつもベドリントンテリアで頑張ってるから」と声をかけてくれたのが始まりで

お二人とも、何年も、遠い距離からいつも見守ってくださっていました。

ちょっととわたしの挑戦を。






開始すぐ、


「なにかわからないことがあったら言ってね。」と神宮さんに声をかけていただいて


思わず

「...わたしの何がダメでしょうか?」と聞いてしまった。


すると、

「ダメじゃないよ、ダメじゃない。強いていえば...楽しそうじゃないね。」



その言葉にわたし、大号泣。

(泣きすぎて何話したかよく覚えてない。)




もうここ数年、人前でのトリミングが楽しくなかった。



学ぶ中で、ある方に「お前はダメだ」「変わらなければならない」とずっと言われ続けて


カットするたびに「わたしはダメだから変わらなければならない」「わたしはできてないから努力しないといけない」とそれしか思えなくなった。


自分でその人に学ぶ、と決めたことだったので良い経験になりました、と前に進むしかないけれど


そうしてどんどん、誰かの言いなりのベドカット

わたしの気持ちはこもってないトリミングになってて


さらに入賞しなければしないほど「やっぱりわたしってダメなんだ」と思う負け癖がついた。



基礎からできてない、と言われ続けた日々は

わたしから楽しいを奪っていって


アドバイスを素直に受け止めて切ってたトリミングは 言いなりだった。



なので今日 ここはもっと切ってもいいんじゃないかな?と言われた時に


たしかに..。あれ?なんで伸ばしてたんだっけ。

伸ばしなさいって言われたから伸ばしたんだった、と気づいて


いつからわたしは 人のベドを表現しようとしてきたのかと思った。



いつからちょっとはわたしの犬じゃなくなってたんだろう、と。


わたしの犬、わたしの師匠。

失敗も成功も迷いも一緒にどんどんしていい大切なパートナー。






「ありさちゃんはもっと自由でいいんじゃないかな。もっと遊んで、ゆるめて、基礎にがんじがらめにされなくて大丈夫。」



やっと心が解放された気分だった。




ベドをやり始めた頃は審査員の方からよく言われてた。


「あなたのトリミングは伸び伸びしていていいね!」




月日が経つうちにそんなことは言われなくなって、すっかり忘れてた。




ちょっちゃん、まだまだ付き合ってくれるかな?



わたしはやっと、また自分らしくベドリントンテリアと向き合えそうだよ。




トップラインは少し伸ばしたいな。


あとは歩いて調整。




トリミングには、犬には、

自分の全部が出ちゃうから


見る人が見ると、お見通しなんだよなぁ。



犬とトリミングで対峙する感覚は

自分と向き合うような感じだから

心が痛い時もあるし、今日みたいに心が救われる時もある。




わたしに"楽しい"を取り戻してくださっている櫻井オーナー、それから神宮さん、浅野さん、ありがとうございます。