迷子防止の発信機を試してみる | 理系ママの、育児と家事と山と株とプログラミング

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スキー場で迷子になったら・・・

突然ですが、今度親子で「蔵王温泉スキー場」に行くことになりました。

情報を集めていたら、どうも「かなり広いスキー場」らしいです。

 

どのくらい広いかというと、こちらが去年行った越後湯沢にある「NASPAスキーガーデン」↓

 

で、こちらが同じ縮尺で表示した「蔵王温泉スキー場」↓

 

めちゃくちゃ広い上にリフトも多くて迷子になりそう。

 

「NASPAスキーガーデン」だったら子供に「このコースを下ってリフト乗り場で待ち合わせしよう」と言っておけば、万一はぐれてもすぐにまたちゃんと会えたのですが、「蔵王温泉スキー場」だとそうもいかなさそう。

 

聞いたところでは「蔵王温泉スキー場」は歴史が古く、多数の業者があちこちにリフトを作った集合体なので、大人でも迷子になるくらい複雑なコースになっているそうです。

 

しかも今回一緒に行くのは小学生の子供。かなり心配です。

はぐれてしまった場合に備えて、何か通信手段を確保したいところです。

 

迷子防止の発信機

レンタルの携帯電話を持たせることも検討したのですが、子供とはぐれてしまって子供が周りに木しかないようなところで進めずに立ちすくんだとしたら、たとえ電話で連絡が取れても「どこにいるのか」を説明できなくてあまり意味がないのではと思いました。

 

そして検索していて見つけたのがこれ。

 

迷子防止用の発信機システムです。

写真右側の小さい端末が子供に持たせる発信機、左側が親が持つ受信機です。

 

広告によると「自衛隊も使う最新捜索テクノロジー」とのこと。

障害物のない平野なら、1km 程度の距離まで電波が届くらしく、「蔵王温泉スキー場」でもなんとかなりそうな感じ。

 

一か月単位でレンタル可能で、先週の土曜日にインターネットで申し込んだら火曜日に端末が届きました。

 

使い方は実に簡単

というわけで、今日は家の近所で試してみることに。

こういう住宅街です。↓

 

次男に「かくれんぼしよう」と声をかけて、次男のシャツの胸ポケットに発信機を入れました。

そして好きな場所に行って待機し、十五分して私が次男のところに行かなかったら自分で帰宅するように言い聞かせて、次男を外に出しました。

 

そして五分後、私も家を出発。

マンションを出たところで、さっそく受信機のスイッチを入れます。

 

信号を受信するのは端末の上半分なのでそこを手でふさがないようにするのがコツらしいので、下半分だけ持っています。

あとは「〇」ボタンを押すだけ。

タッチパネルでもない普通の物理的なボタンなので、スキー場で手袋をしていても大丈夫そうなのがうれしいですね。

 

「〇」ボタンを押すと、さっそく次男が持っている発信機を探し始めました

 

一応説明書をかなり読み込んでからやりましたが、操作は直感的でシンプルなので、説明書無しでもほぼ問題ないと思います。

でも全然見つけられない

ところが調子が良かったのはここまで。

何としょっぱなから捜索失敗。

「近くにいません」と表示されます。

 

実はこの時子供との距離は直線距離で200m程度だったはずなのですが、何回サーチしても「近くにいません」ばかり・・・。

子供のいきそうな方向にあたりをつけて、速足で歩きながら何度もサーチをかけます。

 

が、歩いても歩いても全然電波を拾えず・・・。

 

途中一度だけ、なんとか電波を拾えました。

 

でも電波強度がかなり弱いです。

100段階表示で電波の強さがたったの15しかありません。

 

それでもせっかく見つかった受信機、見失わないよう大急ぎで矢印の示す方向に進みますが全然電波は強くならず。

しばらく進むと強度はとうとうゼロになりました。

 

さらに歩くと「遠くにいます」という表示に。

 

目の前にいても・・・

このころにはとっくに十五分経過していたので、子供ももう帰宅しているだろうと思い私もマンションに戻りました。
 
実際そのころには子供はもうマンションの五階の自宅にいたのですが、私がマンションの目の前の道路で見た受信機の表示がこれ。
 
マンションは右側にあり、発信機まで直線距離で20mもないはずなのですが、「左斜め前、130m程度の距離、電波強度18」という表示です。
 
この日、実際に歩いた経路はこんな感じ。↓
 
青い線が子供が通った道で、「子供のいた場所」と書いてあるところで子供は十五分待機してくれていたそうです。
見つけやすいように、建物に入らず歩道に立っていたとか。
 
赤い線が、子供が出発した五分後に私が出発して歩いた(というより小走りで通った)道です。
オレンジ色の楕円形が、「なんとか電波を拾えた」場所。
ひょっとしたらこの時子供は家に帰ろうとしてすぐそばを通っていたのかもしれません。
 
「遮るもののない平野」というわけではないので流石に1kmの範囲を捜索できることは期待していなかったですが、建物の中にいるわけでもないのに200m程度の距離でもまったく見つけられないというのは、正直かなり不安が残ります。
 
とりあえず「蔵王温泉スキー場」には持って行ってみますが、なるべく使わないで済むよう、はぐれないように十分注意します。