ちょうどPCR検査の陰性証明書についての記事を目にしたので、先月、子どもがアフリカから帰国した際の話を。



帰国のたびに、いつもなんらかのトラブルに巻き込まれる子ども。


今回もいろいろありました。あせる


空港とフリータウンを結ぶボート乗り場


子どもは、アフリカ🇸🇱からフランス🇫🇷を経由して、日本🇯🇵へ帰国✈️予定でした。



まず、アフリカを発つ前のPCR検査。


経由地のフランスはワクチン接種済の証明があれば入国可能。

でも海外から日本に入国する際、日本(厚労省)指定フォーマットの検査証明書提出が義務づけられています。


その検査証明書を提出できない場合は、日本に入国できません。

出発地に強制送還されます。

その費用が航空会社負担になるらしく、そのため、日本行きの便に搭乗する際に航空会社に証明書が提示できなければ、搭乗自体拒否されます。


子どもはアフリカを発つ72時間前にPCR検査をうけましたが、そもそもPCR検査が可能な医療機関が、滞在先のプランテーションから車で5時間ほどかかる、首都にしかありません。


しかも発行される証明書は日本指定フォーマットとはかけ離れた書式。


さらに、アフリカの方というのは、のんびりやさんで、発行までに丸1日かかったらしい。


翌日、メールで送られてきた証明書を見たら、検体としての、Nasopharyngeal (鼻咽頭ぬぐい液)という記載がない‼️

これが非常に重要なんだそうで。


慌てて連絡して、なんとかその文言を追記して、大至急、証明書を出し直してくれと依頼。

で、あちらの方はかなりアバウトな方が多いので、ちゃんと書いてくれるかどうかも半信半疑。


子どもは先に空港へ向かい、代わりに空港まで送ってくれた運転手さんに、必要事項が追記された証明書を取りに行ってもらい、空港まで届けてもらって、書類を確認したらちゃんと追記してあった❗️

よかったー‼️笑い泣き


こうして、ギリギリなんとかアフリカ出発前に間に合ったわけで、パリには無事到着。



現地の陰性証明書


次に、そもそもこのフォーマットが日本指定のものとは程遠く、この書類で日本行きの便の航空会社が搭乗させてくれるかどうかは別問題。


航空会社がダメだと判断したら、経由地のパリで1泊し、PCR検査を受け直して、証明書を取り直さないとならなくなります。

そうなると、フライトも変更して、パリで滞在するホテルを探さなければなりません。



シャルル・ド・ゴール空港

この証明書で飛行機に乗せてもらえるのかダメなのか?

チェックインの前に確認してもらうことはできないか?

を聞きたくて、J社のカウンターを探したけれども、カウンターもスタッフも見つけられず。


仕方がないので、航空会社のラウンジに行って相談してみようと思ったら、受付のフランス人女性(フランスの航空会社のスタッフ。J社がその航空会社のラウンジを間借りしているため)に『ここはビジネスクラスのラウンジだから』とあっさりあしらわれたらしい。あせる

(子どものチケットがエコノミーだったのもありますが、実年齢よりもさらに幼く見えるタイプだからかも)


せめて証明書が有効かどうか見てくれる人がいないか、と聞いたけど、チェックインしてみないとわからない、とこれまた冷たくあしらわれたと。


でも、よく考えてみたら、子どもは一応JGCメンバーでラウンジも使えるはず。

気を取り直して、別のフランス人女性にカードを提示して、交渉を試みたら、今度は奥に行って誰かに確認している様子だった…けど、やっぱり答えは同じで、利用不可だと断られたのだそう。


納得がいかなかった子どもは、自分のPCで航空会社のサイトを検索し、自分のステータスでラウンジが使えることを再確認。

そのサイトを見せて説明しようと、3回目のチャレンジで受付に行ったら、別のフランス人女性スタッフが、そのサイトを見ることもなく、あっさりラウンジに通してくれたのだそうです。


子どもながらに

『あの前の2人のスタッフの対応は、いったいなんだったんだろう❓』

と思ったと。爆笑

後からJ社のスタッフに、こんなことがあったと報告し、子どもなりに改善要望を伝えたそうです。



シャルル・ド・ゴール空港


結局、書類が通るかどうかわからないままチェックイン。

でもJ社のスタッフさんがちゃんと追記事項も確認してくれて、無事飛行機に乗れました。

おかげで私もチェックインしたという連絡をもらうまで、全然眠れませんでしたよ。


日本到着後の入国審査も無事通過。

指定ホテルへの隔離もなし。

ちなみに、子どもの学校の日本人後輩くんは、学校のあるフロリダから帰国したら、フロリダはホテル隔離対象地域だったため、3日間ひとりホテル待機したのだそうです。

その点ではアフリカから帰国した子どもはラッキーだったのかな。爆笑


…というわけで、毎回帰国のたびに、新たな経験を積んでいる子どもなのでした。

ま、こんなご時世に渡航する子どもが悪いと言えば悪いのですが。


それにしても、こんな綱渡りをせずとも、自由に海外に行き来できる世の中に、1日も早く戻って欲しいものですね。