(小林side)



好きな人に好きと伝えることがこんなにも苦しいなら、私はもう恋なんてしない。











理佐・夏鈴ちゃんってほんと可愛いよね、

理佐・ひかるちゃんも最近可愛いし〜

理佐・天ちゃんももちろん大好きだよ






楽屋での理佐はみんなに人気があって、私の入る隙なんて一切ない。


だけど目で追うくらい大好きで、嫉妬するくらいにはなっていた。


7年間その気持ちは変わらずにいたのだけど、それはもう終わりにした方が良さそうで、


2期生と絡む理佐はほんとに楽しそうだった。










玲・ゆいねぇさん

由依・あ、玲…。

玲・どうしたんですか〜?そんなくらい顔して

由依・あはは…いや、なんでもないよ?

玲・私は誤魔化せませんよ?

由依・なにそれ…(笑)

玲・あ!やっと笑ってくれた

由依・えぇ?今の笑ったの?

玲・私がそう思ったらならいいじゃないですか?

由依・んー?(笑)




















玲・やっぱり、理佐さんの事だったんですね。




楽屋から衣装部屋に来た私達。

玲に話すと、やっぱりという返事が帰ってきた。




由依・やっぱりって…

玲・うーん……じゃあ、諦めたらどうですか?

由依・え…?

玲・そうしましょ?

由依・……。

玲・はぁ〜そろそろその鈍感で鈍い癖何とかなりません?

由依・へ?

玲・私、由依さんのこと好きってことですよ?

由依・え?ん?まって?え?

玲・やっぱり、気づいてなかったんですね?







玲が私を好き?


いやいや、まさか。。






玲・まぁ、私だけじゃないってこともあるかもしれないですけどね。

由依・え?







玲の唇が私の唇にあたる。


動揺している私に、

















誰かは分からなかったけど、ショートヘアの子が私の腕を掴んだ。







私は玲のことで頭がいっぱいになり、下を向いて廊下を進んだ。