2011年秋の一般公開
以前、友人と宮内庁の参観申込 で御所を見学してから、ちょっとハマってるねん。
ただ、京都御苑の中は砂利が敷き詰められててすっごく歩きにくいから、ぺったんこ靴が最適
それでも足首をグリグリ捻ってしまいそうになるから、慎重に歩かな危ないねんそーっとね!
宮内庁に事前に申し込んで見学する分は、平日のみしか対応してはらへんねんけど
約1時間みっちり説明してもらいながら、じ~っくり見学出来たから
御所内の色々な仕組みが解って、すっごく面白かってんでぇ
一般公開は土日祝もやってるし、参観申込みの手間はかからへんし
参観でも公開してない所を見学出来るのはエエんやけど、なんせ人が多い
公開の時は説明が無いから、何のこっちゃか解らへんまま見てはる人も多いんやろなぁ。
説明文とか展示したらええのにって思うけど、立ち止まっちゃうからアカンのか
猿ヶ辻
御所の北東にある。
北東は陰陽道で「鬼門」って言われる方角で、鬼門封じに屋根裏に木彫りの猿がおって
この角だけ、わざと土地を削って建築されてるねんて~。
かなり暗いから、あんまり猿は見えへんけど(笑)
朔平門
御所の真北にある。
女御入内の儀式の際に使用された門。
この奥にある各御殿といわれる建物は、男子禁制(子供を除く)らしい。
皇后門
御所の北西にある、皇后様専用の門。
現在も皇后様がお使いになっていらっしゃるんやって~。
宜秋門
御所の西にある、摂家・親王・公家などが利用した門。
一般公開の時も、参観申込の時も、この門から入るねん。
参観申込の時は、めっちゃ警備が厳しいでぇ~
御車寄
御所に昇殿を許された人物が、正式に参内する時の玄関。
【諸大夫の間】や【清涼殿】や【小御所】なんかと廊下でつながってるらしい。
このすぐ奥にある『諸大夫の間』は、参内者の身分の上下で通される部屋が違うねんて。
天皇がお使いになる部屋は、他の部屋よりも床が高く作られてる一番奥の部屋で
一般の人間と同じ高さの床は踏まないっていう決まり事があったらしいねん
御車寄に置いてあった、衝立 【月に雁】 長沢蘆州の作。
参観の時は障子が閉まってて中が見えないから、貴重な品が見れるのも一般公開のエエとこやね
新御車寄
大正天皇の即位の礼の際に建てられた、両陛下の為の玄関。
そう言われたら、御車寄よりも少し近代的な感じもするなぁ
当日は小雨が降ってたから、この新御車寄で 【蹴鞠:けまり】をやってはった。
ぽーんと蹴り上げた鞠が見えてんけど、最後の1蹴りやったらしく、ほぼ見れへんかって残念
春興殿
皇太子専用の御殿(左奥に見えてる建築物)。
この御殿の前に綺麗に設えられたこの場所で、蹴鞠を披露する予定やったらしいねんけど
雨天の為、新御車寄に変更になったんやて~。
承明門
京都御所の正殿の【紫宸殿】を取り囲む様にして、朱色で彩られた承明門が建っている。
朱色には「魔力に強い」「災厄を防ぐ」「穢れをはらう」等の意味があるとされてるから、正殿を守ってるんかな?
この門の間から南庭を挟んで紫宸殿が見えるねんけど、紫宸殿は大きいから全体は見えへんねん。
これを取ってる時の真後ろに、天皇陛下専用の【建礼門:京都御所の正門】があるねん。
うっかりしてて、写真撮り忘れた
左近の桜
紫宸殿の東側に植えられている。
紫宸殿の正面にある階段から見て左手にある桜の木で、ここで儀式があった時に
左近衛が陣を敷いた事がいわれとなってるらしい。
説明聞くまでは、右にあるのに何で左?って思ってたで~。
桜が咲いたら綺麗やろなぁ
紫宸殿
即位の礼等の重要な儀式を行う、格式が最も高い正殿。
実際に大正天皇・昭和天皇の即位の礼は、京都御所のここで行われている。
今上天皇の即位の礼は、京都御所ではなく東京の宮殿で行われたので、
天皇の御座【高御座】と皇后の御座【御帳台】を分解して、東京の宮殿に運んで使用されたらしい
右近の橘
紫宸殿の西側に植えられている。
紫宸殿の正面にある階段から見て右手にある橘の木で、ここで儀式があった時に
右近衛が陣を敷いた事がいわれとなってるらしい。
ま、右近の桜と対になってるねん
さぁて。
清涼殿への通路が狭くなってるから、混雑してなかなか進まへんわ(笑)