〜前回の続きから〜


会社の上司には、多少の言いにくさもありましたが、それよりも取得しなければいけない必然性がより多くありましたので、メラメラ闘志を燃やしながら申し出に向かいました。





〜その前に〜


今年の4月から育休に関する法改正がありました。

「本人又は配偶者の妊娠・出産等を申し出た労働者に対して、事業者から個別に育休制度等の周知及び休業の取得意向の確認を行わなければならない。」


上記の通り、本人又は配偶者の妊娠・出産の報告を会社にしておけば、会社側から育休に関してアプローチしてもらえるということです。




  


なるほど。

私は、配偶者の妊娠の報告は終えていましたので、会社からのアポローチを待つことにしましたが、一向にその気配が無く、私から申し出に向かいました。


上司に申し出た所、

「会社の特休(特別有給休暇)使えば3日も休みが取れるぞ。3日も取る奴は今までおらんかったけどな。」

会社の出産休暇を勧められました。

こう書くと、上司が意地悪で悪意のある人物と思われそうですが、決してそうではありません。

悪意などはなく、育休について無知だった。それだけです。

それから、育休について上司とのやり取りが始まりました。

いろいろストレスに感じることも多々ありましたが、今まで男性が取得したことが無かった為、しょうがないことだと受け止めることにしました(復職しやすい関係を築くためにも)


結局、人事との面談の末、7週間取得させて頂きました。

その後、妻や子どもの様子を見ながら、もう一度どこかで取得させて欲しいことも伝えました。

面談は順調に進みました。

本当に嬉しくて会社には感謝の気持ちでいっぱいです。しかし、、、

育休取得の申し出からここまで、上司の対応や言葉に我慢してきたこのストレスは、制度のことを知らないが故、生まれたものだと思います。

知らないのは上司個人の責任ではありません。

会社の育休への取り組みのなさがそうさせていると確信します。






そんな思いもあり、人事に質問しました。


4月からの法改正をどう理解しているのか?】

以前会社から手渡された用紙(育休の法改正)の文面をその場で読み上げました。

書いてある通り、妊娠の報告をした従業員に対して、会社から個別周知の義務があると思うのですがと。

同じ日本語の文面を見ているにも関わらず、私とは違った解釈で、従業員から申し出をしない限りこちらは動けない。何を言ってもその一点張り。(真逆に書かれているはずなのに


【それでは、今回の法改正で何が変わったのですか?】(穏便に)

何も答えてもらえなかったので、もう一度この文面を私が帰った後に、一人の人間として読んで貰えないでしょうか。と伝えました。






帰路の途中、妻に取得の報告をしました。2人でテンション高く一緒に喜びました。

本当に取れた❗️

育休を取得するにあたり2人でこの制度について勉強をしたことが、2人で勝ち取った気分にさせてくれました。

別に会社と揉めたい訳ではありません。これから取得したいと思う従業員がストレスを感じることなく取得して欲しいからです。

 

その後、妻が無事に出産を終え、育休を頂くのですが、子どもの病気のことで

育休の延長をお願いすることに、、、(続く)