どの想い出がいいかな・・? | 虹をさがして

虹をさがして

54年5か月13日 彼は生きました
私の中で主人は永遠に生きています
彼へのメッセージを綴るブログです

 

『一番大切な想い出は何ですか?』

というテーマで

「誰も知らない」「海街ダイアリー」

「万引き家族」などを手掛けた

是枝裕和監督が描く死後の世界

『ワンダフルライフ』

という映画に出逢った

 

設定は大正生まれで

戦争で命を失った方々が

『一番大切な想い出は何ですか?』と

問われるところから物語が始まります

 

即答で答える人もいれば

それを決められない人もいる

何故、それを問われるかというと

天国にはその想い出だけしか

持ってはいけないから…

 

そこにいる番人のような人たちが

一人一人のその想い出をスクリーンに

おさめていくのだけど

まるで映画の撮影をしているような感じで

そこは是枝裕和監督ならではなのです

 

番人のような人たちもまた

一番に大切な想い出を決められなかった人達で成り立っています

決められない人やあえて決めたくない人は

その場所で留まり

訪れた人の記憶のお手伝いをするわけです

 

そして思ったのが

 

もしもこんな世界があるのなら・・・

 

主人はどんな想い出を

選んだのだろうということ

いや・・主人もまた

選べなかった人かもしれない…

いや・・

もしかしたら私との想い出では

ないのかもしれない・・とか

いろいろ考えていたら

昨日はあまり眠れませんでした

 

明日は七夕

お願いごとを短冊に書く日

それは変わらず

「笑顔で過ごせますように」なんだけど

 

もしもそんな世界があるのなら・・・

 

そこに留まっていて欲しい

そして

私が逝った時

かなり待たしてしまうけれど

『一番大切な想い出は何ですか』

という問いに

二人で笑顔で

一緒の想い出を選んで

手を繋いで一緒に天国へと旅立ちたいな