子どもを失ってから
色々なことが一気に消極的になっている中、
自分の通院もそのひとつでした。
でもさすがにそろそろ行かないとまずいし
ズルズル引きずると
ますます行けなくなる。
なんとか重い腰を上げて行ってきました。
主治医はかれこれ10年以上みてもらっている
男の先生。
(実は、子どもがなくなりまして…)
先生への報告の仕方を
何度も頭の中でシュミレーションしました。
その度に泣けてきて、行けませんでした。
そして案の定、診察室では涙を止めることができず、
声をつまらせてしまいました。
先生は私の話をゆっくり聞いてくれたあと
次のお話をしてくださいました。
それは、先生の妹さんも
過去に赤ちゃんをなくされていたお話でした。
遺伝性疾患、生後半年だったそうです。
これまで妹さん自身もご家族も
誰も発症したことがなかったため
次のお子さんを考えてみたらどうかと
まわりはすすめたそうです。
でもご本人は、
もう同じ事を繰り返したくはないと
夫婦ふたりで生きることを決めたそう。
「もう30年も前になるけどね…。」
それから海外旅行とか
したいことしまくって
人生謳歌されているふたりをみて
お前らは気楽でいいな〜笑
なんて言ったりしながらね。
でもあの頃は本当に辛そうで見てられなかったなぁ…
と、先生は話してくださいました。
「どれぐらいで立ち直らはったんですか…?」
心の傷なんて
本当に立ち直れたかなんて
傷を負った本人じゃなければ分からないのに…
今の自分が知りたいことだった
一体どれぐらいで自分はこの悲しみから立ち直れるのだろうか
「やっぱり◯周忌とかが
ひとつの気持ちの区切りなんちゃうかな。
だいたい法要を行うのが最後になる十三回忌とか。
4、5年はしんどいんと違うかな…」
息子は言葉通り命がけの出産で生まれました
とても小さな体で
毎日たくさんの処置を乗り越えて
懸命に生きてくれました
そして私たちに数え切れない幸せを
もたらしてくれました
大切に育てていこうと誓った
その小さな小さな命の灯火が
あの日 自分の腕の中で
ゆっくりゆっくりと消えていきました
私はあの光景を一生忘れることはないと思います。
診察の後、看護師さんに採血をしてもらってると
「赤ちゃんのこと聞いたよ泣」とやってきたもうひとりの看護師さん
前回は、こんなに大きくなりました〜と写真を見てもらっていたのにね泣
診察室で我慢してた分の涙がここで一気に溢れました![]()
あの子に会いたいよ