どこかで聞いたことのあるフレーズの組み合わせでしか ものが言えない | 夢が実現するしくみがわかれば、私たちはもっと自由になる  君塚由佳

夢が実現するしくみがわかれば、私たちはもっと自由になる  君塚由佳

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その昔、

All About(オールアバウト)というところで
話す技術・伝える技術の初代ガイドとして記事を書いていました。

オールアバウトが上場した翌年の、ものすごく勢いがあるときで アクセス数もものすごくて、
(つまりタイミングが良かっただけ)
テレビの出演だけはお断りしたものの 専門家としてアドバイスを求められることもすっごく多かったデス。

私自身 30歳前半で鼻息も荒いとき。 
感謝もしていたし 謙虚な態度もあったけどそれは「そうしたほうが 人脈ができるから」
(若気の至り・・・)



古巣のIT業界から 少しずつ違う業界から仕事ももらい始めてはいたけど
それは私が持っている技術が もはや古くて使い物にならなくなりつつあってITから押し出されているのに

「別の業界からお声がかかるなんて 力が認められたんだわん★」と おめでたい頭で喜んでいて
ますます異業種交流会に顔を出すのに熱心になったりして
(↑今考えたら 現実逃避だったんだろうなあ)



出版社の編集さんとか イベント会社の社長さんとか
テレビのプロデューサーさんとかと知り合って 業界人(?)気どりになったりねえ。





調子に乗ってはいても 
たまたま勢いのある人や業界と絡んで いろんなものを水増しして、実際よりも強く大きく見せることができても

めいいっぱい背伸びし続けなきゃいけない指先は つぶれて血がにじんで膿んでいた。




勉強だって いきなり徹夜でガリ勉やるんじゃなくて まず勉強法を学んだりするタイプなんで
要領はいいほうだと思う。でも、学力はいつまでもつかなかった。 


でも、なまじっかテストでは点が取れちゃうし、進学校には入れちゃったから 勘違いしてる
30過ぎても オツムは10代の学生のまんま。




「オールアバウト文庫」という出版プロジェクトが立ち上がって 
毎月いろんなガイドが1冊ずつ出版していくことになって

アクセス数が多いガイド数名が選ばれて 私も名前が挙がった。
プレスリリースに名前が載り、ヤフーニュースにも取り上げられた。
記者会見みたいなものあって めっちゃ親戚にも自慢した。

どこに行ってもお祝いしてもらって 記念品として高価な万年筆をいただいたり
執筆(笑)のために うちのホテルに連泊とかしちゃう?なーんて ホテルのオーナーさんにお声がけいただいたり
 

・・・・・だけど 数冊出したところで プロジェクトはとん挫しちゃったんだ。
原稿は出来上がっていたんだけど それが本になることはなかった。


まあ、出版社の方針の転換とか 購買者層のニーズの変化とか
よくあることみたいなんだけど 


代替案として ほかの出版社さんから声もかかっても 
出版社のカラーに合わせて 書き分けたり、本の形態によって趣向を凝らしたり
(ムック本で出すのか、文庫本で出すのか、ハードカバーの本で出すのかによって文体は全然違う)
そういうのが 全く私にできなかったのです。

このくらいのこと誰かが似たようなこと言ってるし
コンテンツやノウハウはあっても、

それ以上のこと・・・つまり「わたし」が出てこない。




ま、そもそもコンテンツやノウハウそのものが「そんなわけあるか!」みたいな荒唐無稽なものでは話にならないけど
(ちゃんと出版社のスタッフさんも総出で調べなおして裏付けとるので 
本の後ろには参考文献のリストとかズラっと並ぶわけですが)

裏付けがあって、それでもパクリじゃないくらいに自分なりに再構成した理論を展開する
だから、そういう意味では及第点なんだよね。




「キャッチフレーズ大辞典」みたいのを引きながら
(便利なことに マジであるんだよ、こういう本が
超分類!キャッチコピーの表現辞典: 一言で目を奪い、心をつかむテクニック50


広告キャッチフレーズ辞典



キャッチーな心くすぐる言葉を入れれば 見てもらえるのもわかってるし。


見てもらえる、ちゃんと役立つ情報も理論立てて用意できる


だけど、私じゃなくてもいいことしか伝わらない

うまく話せる うまく伝えられるけれど
話して伝わるのは情報や業務連絡みたいなものばかりで 

私の人がらやら人格は伝わない
だから、心が通わない。



「よく勉強してますね」
「よくご存知ですね」
しか言われないわなあ(笑)






よくさ、「何を言うかじゃない。誰が言うかだ」っていうじゃない?


その 「誰なのか」が出ない。




よくいるじゃない?

「やっぱり 今を生きるっていうことだよねえ」
「私、受け取ってないのかしら?」
「最終的に問われるのはね 在り方だよ、在り方」
「安心安全な場でないとね」

なんか そういう「どこかで聞いたことのあるフレーズの組み合わせでしか ものが言えない人」っていう(笑)



まさにね、そんな感じだったの。


だから、けっきょく形にならなかったんだよ。



つづくよん(笑)





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